2026.08.14 PingPoint
夏休みが終わろうとしています。
計画どおりに進んだ人は、この記事を読む必要はありません。ここから先は、「思ったほど進まなかった」と感じている人に向けて書きます。
先に言っておくと、間に合わないという話はしません。なぜなら正しく軌道修正すればまだ間に合うからです。ただし、9月からの動き方を変えないと同じことが起きます。まず現実の数字を確認するところから始めましょう。
01
9月からの学習時間を計算する
夏休み中、1日に何時間勉強できていましたか。8時間だった人も、10時間だった人もいると思います。
では、2学期が始まったらどうなるか。
学校 8時30分から15時30分
通学の往復 1時間
食事・入浴・身支度 2時間
睡眠 7時間
残るのは、平日3時間から4時間です。
部活がまだ続いている人、学校の課題が多い人は、さらに減ります。
つまり9月からは、夏休みの3分の1程度の時間しか使えません。夏に終わらなかった分を、この時間で取り戻すのは現実的ではありません。
ここを直視しないまま9月に入ると、初週で計画が崩れます。そして「今週もできなかった」が積み重なっていきます。
02
この夏、こうだった人は要注意
自分に当てはまるものがあるか、確認してみてください。当てはまること自体は問題ではありません。気づかないまま9月を迎えることが問題です。
参考書を最後まで終えられなかった
よくあることです。ただ、9月に続きから再開すると、前半の内容を忘れています。結局もう一度戻ることになり、時間を二重に使います。続きからやるか、割り切って範囲を絞るか、判断が必要です。
解説を読んで理解して、次に進んでいた
真面目な取り組み方です。ただ、読んで分かることと自力で解けることは別です。試しに、7月に解いた問題を何も見ずに解いてみてください。手が止まるなら、夏の学習は定着していません。
得意科目ばかり進んでいた
得意科目は取り組むと手応えがあるので、無意識に時間が寄ります。苦手科目の学習時間が、夏を通してほとんどゼロだった人は少なくありません。科目別に時間を書き出してみると、偏りに気づきます。
夏期講習に出ていたが、復習が追いつかなかった
授業に出ている時間は長いのに、自分で解いた時間が短い状態です。成績を動かすのは、聞いた時間ではなく解いた時間です。この配分が逆転していると、時間をかけた割に結果が出ません。
模試の判定は見たが、中身は見ていない
判定を見ても、次に何をすべきかは決まりません。見るべきは設問別の得点です。どの大問で何点落としたか。時間が足りなかったのか、そもそも解けなかったのか。ここまで分解して初めて対策が立ちます。
後半、生活リズムが崩れた
起きる時間が遅くなり、夜に取り返そうとする。このサイクルに入っていると、9月に学校が始まった瞬間に体力が持ちません。残りの2週間で、起床時刻だけは戻しておいてください。
3つ以上当てはまった人は、やり方そのものを変える必要があります。同じ進め方を続けても、9月から急に変わることはありません。

遅れがご先祖様にバレる前に
03
残り2週間ですべきこと
やることは3つだけです。新しい教材を買う必要はありません。
1. 夏にやったことを書き出す
終わったもの、途中のもの、手をつけなかったもの。紙に書いてください。頭の中で数えると実際より悪く見積もる傾向があり、思ったより進んでいたと気づくこともあります。
2. 残すものと捨てるものを決める
ここが本題です。全部やろうとしないでください。志望校の配点が大きい科目、頻出の単元を優先し、それ以外は削ります。この判断ができるかどうかで9月以降が変わります。
3. 9月の1週間を、時間割にする
「9月は数学を進める」では実行できません。月曜の19時から21時は何をやるかまで決めてください。毎回考えるところから始めると、着手までに時間を使います。
この作業に半日かけて構いません。半日の計画づくりが、その後3か月の効率を決めます。
04
全科目を立て直そうとしない
焦っているときほど、全部やり直したくなります。ただ、平日3時間で全科目を立て直すのは不可能です。
現実的なのは、崩れている科目を1つか2つに絞ることです。
たとえば私大文系なら英語・国語・社会の3科目。このうち英語が崩れているなら、9月は英語に時間を寄せる。国語と社会は現状維持でも構いません。3科目を均等に少しずつ進めるより、1科目を確実に戻すほうが結果が出ます。
理系も同じです。数学が崩れているなら数学に寄せる。英語と理科は維持を目標にする。
総合点で戦う以上、1科目が大きく落ちている状態を放置するのが最も危険です。そこを埋めるほうが、得意科目をさらに伸ばすより効率的に総点が上がります。
05
なぜ、ひとりだと直らないのか
ここまで読んで、「やることは分かった」と感じた方も多いと思います。
ただ、実行できるかは別の話です。夏休みの前にも計画は立てたはずです。それでも進まなかった。計画の立て方を知らなかったわけではないのです。
うまくいかない理由は、だいたい次のどれかです。
・どこで崩れているのか、自分では分からない
参考書は「あなたはここが弱い」と教えてくれません。分かっていないことは、分かっていないと気づけません。
・進捗を見ている人がいない
計画が遅れても、誰も指摘しません。1週間の遅れが1か月の遅れになるまで気づかないことがあります。
・詰まったときに聞ける相手がいない
分からない問題で30分止まる。それが週に何度もあれば、相当な時間が消えます。
この3つは、意志の強さでは解決しません。仕組みの問題です。
OUR SUPPORT
崩れた科目だけ1科目から見ます
PingPointは教科ごとに受講できるオンライン個別指導塾です。全科目を移す必要はありません。いま崩れている1科目だけを、集中的に立て直します。
高校1年生〜3年生 1教科 19,000円/月
1コマ2時間、月4回
入塾金 30,000円(初回のみ)
当塾の指導は、次の3点で組み立てています。
1. 教える前に、どこで崩れているかを見つける
同じ「英語が苦手」でも、単語なのか文法なのか読解なのかで対処はまったく違います。答案と解いている様子を見て、起点を特定するところから始めます。
2. 授業のなかで、実際に解いてもらう
1コマ2時間と長めに設定しているのは、解説を聞くだけで終わらせないためです。目の前で解いてもらわないと、どこで手が止まるかは分かりません。
3. 次回までにやることを決めて、確認する
週1回の授業で成績が上がるわけではありません。残りの6日間で何をやるかを決め、次回に達成状況を確認します。
そしてオンラインなので、通塾の時間がかかりません。平日3時間しか取れない9月以降、片道30分の移動は無視できない負担です。その時間をそのまま演習に回せます。
いま通っている塾や学校の学習は、そのまま続けていただけます。足りない部分だけを補う使い方をされている方が多くいます。
06
9月からでも間に合うのか
入試まで、共通テストで約5か月、私大一般入試で約6か月です。
短いと感じるかもしれませんが、1科目を立て直すには十分な期間です。実際、9月や10月から始めて間に合わせた受験生は毎年います。
条件はひとつだけ。やることを絞れるかどうかです。
全部を取り戻そうとした人から順に、時間切れになります。逆に、崩れている一点に集中できた人は、総合点を戻せます。
よくいただく質問
夏に予定の半分も終わりませんでした
終わらなかった量より、これから何を残して何を捨てるかのほうが重要です。全部やろうとすると9月以降も同じことが起きます。まず書き出して、優先順位をつけ直してください。
1教科だけの受講でも意味がありますか
むしろ1教科に絞るほうが結果が出ます。総合点で戦う以上、大きく落ちている科目を埋めるのが最も効率的です。3科目を少しずつ進めるより、1科目を確実に戻してください。
いま通っている塾を辞める必要はありますか
ありません。併用されている方が多くいます。学習の軸はいまの塾に置いたまま、崩れている科目だけを当塾で補う形です。
オンラインだけで成績は上がりますか
形式より、担当が固定されているか、授業外の学習まで見てもらえるかのほうが結果を左右します。当塾は1コマ2時間で、授業内に実際に解く時間を確保しています。まずは体験でご判断ください。
9月から始めて間に合いますか
科目を絞れば十分に可能性があります。ただし全科目を立て直すのは現実的ではありません。最初に何を捨てるかを決めてから始めることをおすすめします。
夏に思うように進まなかったこと自体は、取り返しのつかない失敗ではありません。
問題は、同じやり方のまま9月に入ることです。平日3時間という現実のなかで、これまでと同じ進め方をすれば、結果も同じになります。
まず紙を1枚。夏にやったことを書き出して、残すものと捨てるものを決めてください。動き出す前に、方針を決める。残り5か月は、迷いながら走るには短すぎます。
9月からの計画を一緒に作ります
模試の結果と、夏に使った教材を見せていただければ、どこで崩れているか、何を優先すべきかを具体的にお伝えします。オンラインですので、お住まいの地域を問わず受講いただけます。1教科からのご相談も歓迎します。
PingPointは、小学生・中学生・高校生を対象としたオンライン個別指導塾です。1コマ2時間の授業を教科ごとに選択でき、大学受験対策にも対応しています。オンライン専門のため、通塾時間をかけずに全国どこからでも受講いただけます。
本記事の内容は一般的な傾向にもとづくものであり、必要な対策は受験生の状況により異なります。
2026年8月14日 公開
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