結論から言えば無理です。受かりません。MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政の5大学の略称)に合格するまでの勉強時間は、およそ2000時間とされています。3ヶ月で合格するには、この時間を3ヶ月でこなす必要があり、1日あたり約22時間の勉強が必要となります。これは現実的にほぼ不可能です。もともと日東駒専には合格できるレベルの実力がある人が残り三か月でとてつもない追い込みをすれば3か月で運良く合格もあるというレベルの大学群であると言えます。
MARCHの偏差値は概ね60前後で、これは受験生全体の上位10%〜15%に入る学力を意味します。また、MARCHの試験は3教科で済むため、国公立大学と比べて科目数が少なく、受験勉強の負担が少ないと考えられがちです。しかし、試験の難易度自体は決して低くなく、旧帝大以外の国公立大学と同等かそれ以上の難易度です。
MARCHに3ヶ月で合格するためには、すでに基礎学力が十分に備わっている状態からのスタートが前提です。例えば、偏差値55程度の実力がある場合、1日10時間の勉強を3ヶ月間続けることで合格の可能性が見えてきます。ただし、これはあくまで基礎がしっかりしている場合に限ります。
進学校に通う生徒であれば、高校1年生や2年生の段階で基礎的な学力が身につけられており、MARCHレベルの試験問題に取り組む準備ができている場合が多いです。こうした生徒であれば、3ヶ月という短期間での合格も不可能ではありません。しかし、それでもこの短期間での勉強は非常に厳しいものとなります。
MARCH大学は全国的に高い知名度と評価を誇り、就職においても非常に強いです。多くの企業でMARCH出身者が活躍しており、就職活動においても有利な立場を得られることが多いです。実際、30歳時の平均年収ランキングでも、MARCH大学が上位にランクインしており、その経済的価値も高いことが示されています。
MARCHに合格することは決して簡単なことではなく、特に3ヶ月という短期間での合格は極めて難しい挑戦です。基礎学力が十分に備わっている場合であれば、可能性がゼロではありませんが、それでも厳しい道のりとなるでしょう。
MARCH大学を目指す価値は十分にあり、そのためには早い段階から計画的な学習を行い、確実に実力をつけていくことが求められます。受験を控えている皆さんには、現実的な目標を設定し、確実に達成できるよう努力を重ねていくことが重要です。