採点して、点数をメモして、次の年度の問題へ進む。
共通テストの勉強が、この繰り返しになっていないでしょうか。解いた問題は増えているのに、時間切れになる場所も、間違える理由もあまり変わらない。
「二次試験の勉強は今の塾で続けたい。共通テストの部分だけ、誰かに見てほしい」。そんなときに考えたいのが、オンライン個別指導の使い方です。
共通テスト対策だけを受講するなら、志望校の配点から目標を決め、時間を測って解いた答案を授業に持ち込み、失点の原因に合わせて復習を組む。この流れを作ることが大切です。
この記事では、授業で何をしてもらうと役立つのか、自習とどう分担すればよいのかを具体的に考えます。
最初に決めたいのは、問題集より「必要な点数」
共通テスト対策といっても、全員が全科目で同じ得点率を目指すわけではありません。まず確認したいのは、受験する大学・方式で共通テストがどう使われるかです。
- 国公立大学を受ける場合:共通テストと個別試験の配点、必要科目、第1段階選抜の有無などを確認する。
- 私立大学の共通テスト利用・併用方式を受ける場合:必要科目、得点換算、個別試験の有無を確認する。
- 共通テストだけで使う科目がある場合:ほかの科目との時間配分を踏まえ、目標と学習範囲を決める。
配点は、模試の成績表に載る点数と同じとは限りません。英語のリーディングとリスニングなども、大学・方式による扱いを確認する必要があります。
「一番苦手だから時間をかける」だけでは、全体の計画が決まりません。合否判定での重みと、改善に必要な学習量を一緒に見ます。
科目や配点は受験年度の募集要項で確認してください。目標点も、前年の数字一つで固定せず、併願先や模試の結果を踏まえて見直していきます。
「受講を共通テストに絞る」と「勉強を共通テストだけにする」は別です。
二次試験・私大の個別試験が必要なら、その対策時間も残します。個別指導では共通テストを見てもらい、ほかの対策は学校・塾・自習で進める組み方もできます。
同じ点数でも、必要な授業は違う
例えば、同じ60点でも、最後まで解いて60点だった人と、後半に手をつけられず60点だった人では、答案を確かめる場所が違います。
ただし、後半が白紙だからといって、すぐに「速く解く練習が必要」と決めることもできません。前半の基礎が曖昧で、そこで時間を使い切っている可能性もあります。
| 答案に見える状態 | 次に確かめたいこと |
|---|---|
| 時間を延ばしても解けない | 知識が不足しているのか、文章や図の意味が取れないのか、解法を選べないのか。 |
| 時間を延ばすと解ける | 読み直し、計算、選択肢の比較など、どの作業に時間がかかっているのか。 |
| 正解したが、理由は曖昧 | 根拠を持って選べたのか。似た問題でも同じ判断ができるのか。 |
個別指導に持ち込みたいのは、この違いです。正解の説明を聞くだけでなく、自分が点を落とした過程を講師と確かめることに意味があります。
共通テストに特化するからこそ、必要なら基本事項まで戻ります。形式への慣れと、土台の理解は、両方確認しなければなりません。
授業に持っていくのは、問題と答案と「時間の記録」
自宅で演習するとき、少し記録を残しておくと、オンライン授業で相談できる内容が具体的になります。
難しい記録表は必要ありません。まずは次の三つで十分です。
- 時間内の答案:制限時間が来た時点の解答を残す。途中計算や問題文への書き込みも消さない。
- 大問ごとのおおよその経過時間:解き終えた節目に短く記録する。記録自体に時間をかけすぎない。
- 迷った場所:二択で迷った、何度も読み返した、後回しにした箇所に印を付ける。
余力があれば、解答・解説を見る前に、時間内に解けなかった問題へもう一度取り組みます。その際は別の色で書き、最初の答案と区別してください。
時間外に解けた分を、本番形式の得点に足さないことも大切です。ここで確認しているのは、追加の時間があれば何ができるかです。
同じ問題を見直して得点が上がっても、それだけで実力が上がったとは判断できません。学習後の変化は、別の未見問題でも確かめます。
科目ごとに、オンライン授業で見てもらう場所を変える
英語リーディングなら、本文の理解と設問への対応を分ける
「時間が足りない」という相談でも、英文を読む段階で止まっているのか、選択肢を比べる段階で迷っているのかで対策が変わります。
授業では、迷った選択肢と、根拠にした本文の箇所を見せてもらいます。読み違いがあれば文構造や語彙に戻り、根拠を探せない場合は情報の対応を確認します。
すべてを同じ速さで読もうとするより、何を読み取るために、どこを見ているのかを整理するところから始めます。
数学なら、誘導のどこでつながりが切れたかを見る
知っている単元なのに解けなかったときは、計算力だけの問題とは限りません。直前の設問の結果を使えなかったり、会話文の方針を式にできなかったりする場合があります。
講師と一緒に、「ここで何を求めるように言われているか」「前の結果がどこに使えるか」を確認します。
計算で時間を使っているなら、その処理を別に練習します。誘導の読み取りと計算の補強を分けると、次の自習で何をするかが明確になります。
物理などの理科なら、資料と知識をつなぐ過程を見る
実験やグラフの問題で止まった場合、公式を忘れたのか、資料の読み取りでつまずいたのかを確かめます。
例えば物理なら、軸と単位、一定にしている条件、変えている量を順に確認します。そのうえで、資料から読み取った関係を法則や式につなげます。
ほかの科目を希望する場合も、科目名と困っている内容をお知らせください。PingPointでの対応内容は、ご相談時に確認します。
オンライン個別指導を挟んだ、一週間の組み方
通し演習をすべて授業時間に行う必要はありません。自宅で取り組める演習と、講師と確認したい内容を分けると、時間を使いやすくなります。
次は、一つの科目を対策する場合の学習例です。受講回数や宿題量は、理解度とほかの科目の予定に合わせて調整します。
週の前半:自宅で解き、相談する箇所を残す
未見問題を時間を測って解きます。答案と経過時間を残し、特に確認したい問題を選びます。未習範囲が多い場合は、通し演習ではなく学習済みの範囲から始めます。
授業日:原因を確かめ、次に変える行動を決める
答案を見ながら、知識・読み取り・処理・時間の使い方を確認します。「英文の根拠に印を付ける」など、次の演習で実行することを具体的に決めます。
週の後半:必要な練習をして、別の問題で試す
不足していた内容を復習し、類題や別の大問で改善したか確かめます。解き直しだけで終えず、ヒントなしで使えるかを確認します。
見たい変化は、総得点だけではありません。同じところで読み直す回数が減ったか、以前は手がつかなかった設問まで進めたかも、次の計画の材料になります。
ただし、問題によって難しさは変わります。一度の得点の上下に結論を出さず、複数回の答案で確かめることが必要です。
過去問の年数を増やす前に、教材の使い道を決める
教材は、量より役割を考えて選びます。過去問で課題を見つけても、その課題を直す練習がなければ、次の年度でも同じ失点が残りやすくなります。
- 過去問:出題のされ方を確認し、時間内に取り組んだときの課題を見つける。
- 教科書・基本問題集:演習で見つかった知識や理解の不足を補う。
- 別の過去問・模試・予想問題:復習した内容や時間配分を、未見の問題で試す。
古い年度の問題を使う際は、受験年度の出題範囲や形式との違いを確認します。単元の練習には使えても、本番形式の通し演習には調整が必要な場合があります。
公式の問題と正解は、大学入試センターの過去問公開ページで確認できます。
「共通テストだけお願いしたい」を、PingPointではどう受け止めるか
PingPointでは、共通テスト対策を目的としたオンライン個別指導についてご相談いただけます。「二次対策は今の塾で続ける」「共通テストのこの科目だけ見てほしい」といった状況をお知らせください。
最初に確認するのは、希望する科目、志望校・方式、最近の答案、確保できる学習時間です。その情報をもとに、対応内容と指導の進め方を考えます。
授業前には、LINEなどで答案や疑問点を共有できます。リアルタイムの1対1授業で解き方を聞き、説明の後には本人が使い直せるかを確かめます。
担当講師は固定です。前回決めた取り組みが次の演習でどう変わったかを継続して確認し、必要に応じて復習内容を調整します。
自宅から受講できるため、共通テスト対策のために新たな通塾時間を確保する必要はありません。二次試験の勉強や学校生活と組み合わせて利用できます。
授業外の質問も受け付けています。日々の学習への支援を厚くしたい場合は、別料金の自宅学習サポートについてご相談ください。詳しい授業の案内は、コース・授業内容のページをご覧いただけます。
申し込む前に、気になる二つのこと
Q. 共通テスト特化なら、解くコツを中心に教わるのですか?
A. 解く順番や時間配分も扱いますが、答案に応じて基礎の補強も行います。必要な知識が抜けている場合、読み方や時間配分だけを変えても解消しません。
「次へ進むタイミング」も、一律の秒数では決めません。科目、目標点、得意不得意を踏まえて試し、自分に合う進め方を探ります。
Q. 直前期からでも相談できますか?
A. ご相談いただけます。受講の可否や内容は、希望科目と日程を確認してご案内します。残り期間が短いほど、何を優先して直すかを絞る必要があります。
「短期間で何点上がる」と一律には言えません。最新の答案をもとに、基礎の補修、時間配分、失点の繰り返しのうち、どこから取り組むかを考えます。
次の一年分を解く前に、前の答案を一度見直そう
解いた問題の量が、そのまま改善につながるとは限りません。前回の失点について、次に何を変えるかが決まっているでしょうか。
オンライン個別指導を使うなら、その判断を講師と行う時間にしてください。自宅で演習し、授業で原因を確かめ、次の演習で修正を試す。その繰り返しを組み立てます。
共通テストの勉強だけがうまく進んでいないと感じたら、最近解いた問題、答案、かかった時間を持ってご相談ください。
共通テスト対策の無料体験・学習相談
お問い合わせには「共通テスト対策を希望」とご記入のうえ、希望科目・志望校・現在の得点状況をお知らせください。PingPointでは、1回60分の無料体験授業を受け付けています。
大学受験オンライン個別指導塾 PingPoint
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