英語長文の解説を読むと、答えには納得できる。知らない単語も、それほど多くない。ところが次の問題でも、また選択肢を外してしまう。
こんなときは、長文を読む量だけでなく、本文と選択肢をどう比べているかを確かめたいところ。和訳が分かることと、英文から正解の根拠を取り出すことは、別の確認が必要です。
この記事は、高3の受験勉強を中心に、内容一致などの選択式問題の復習を扱います。以下の英文・設問は独自作成。特定の大学の過去問ではありません。
解説への納得と自力の読解の違い
解説には、語句の意味、文のつながり、正解を選ぶ理由まで示されています。それを読んで納得しただけでは、自分がどの段階で間違えたかが残ったままになることも。
Q. 英語長文の解説は分かるのに点が取れないときは?
A. 答えを見る前に、選んだ根拠へ線を引きます。次に、選択肢と本文の意味を照合。根拠を探せなかったのか、英文を読み違えたのか、選択肢のずれを見落としたのかを分けて復習します。
「正解はCだった」で終わらせず、「なぜBを選んだのか」まで戻る。この一手間が、次に練習する内容を決める材料になります。
英語長文の失点を分ける3つの確認
一文を読み取れない状態で、選択肢の見分け方だけ練習しても難しいもの。反対に、一文は読めるのに単語の暗記だけ増やしても、判断の課題が残る場合があります。
1 一文の意味
誰が何をしたか
否定や条件はあるか
2 文同士の関係
対比か理由か結果か
何を受けた説明か
3 選択肢との照合
本文と同じ意味か
対象や範囲がずれていないか
順に確認し、止まる場所を探します。「時間をかけても読めない」と「読めるが判断に時間がかかる」も分けておくと、復習の方向が見えやすくなります。
短い英文で確かめる本文と選択肢の対応
まずは次の英文を読み、図書館が静かな席の不足に対して何をしたかを選んでください。大学入試の難易度を再現する問題ではなく、照合の練習用です。
Last month, a town library started opening on Sunday mornings. More students visited, but some said there were not enough quiet seats. The library therefore turned a meeting room into a study area. It kept the opening hours unchanged.
問 静かな席の不足を受けて図書館が行った対応はどれか
- It closed the library on Sunday mornings.
- It made the Sunday opening hours longer.
- It created more space for quiet study.
- It changed a study area into a meeting room.
正解はC。静かな席が足りないという声を受け、会議室を学習スペースに変えています。Cは、その対応を別の表現でまとめた選択肢です。
本文の対応
a meeting room → a study area
会議室を学習スペースに変更
C 意味を保った言い換え
静かに勉強できる場所を増やした
A:日曜午前の閉館とは書かれていない
B:時間の延長は「変更なし」と矛盾
D:部屋を変える方向が本文と逆
Dには、本文にある語句が並んでいます。それでも「何を何に変えたか」が逆。知っている単語を見つけた安心感だけで選ぶと、この違いを落とします。
Cの根拠は、席の不足と部屋の変更をつなげて読むことで分かります。根拠は必ず一文だけにあるとは限りません。設問に応じて複数の文や段落を照合します。
解き直しで残す正解と不正解の根拠
復習で長い和訳を書き直す前に、選択肢ごとの判断を短く残します。ノートには、次の3点で十分です。
- 本文の根拠:判断に使った箇所に線を引く。
- 一致する意味:本文と選択肢の対応を一言で書く。
- 外した理由:対象が違う、因果が逆、本文に根拠がない、などを記す。
上の問題でBを選んだなら、「時間を長くすれば席の不足を解決できそう」と、本文にない推測を足していなかったかを確認します。もっともらしい案と、実際に書かれた対応は別の話。
翌日は違う短文でも試してください。答えを覚えた問題で正解するだけでなく、自分で根拠を示せるかを確認するためです。
つまずきに応じた復習方法の選び方
選択肢を間違えたからといって、すべてが照合の問題とは限りません。確認結果によって戻る場所を変えます。
| 確かめた状態 | 優先する復習 |
|---|---|
| 根拠の一文を正しく読めない | 語彙と構文を確認し主語・述語・修飾関係を整理 |
| 各文は読めるが話の関係を外す | 対比・理由・結果や指示語の内容を確認 |
| 本文は読めるが選択肢で迷う | 言い換えと対象・程度・因果のずれを照合 |
| 時間をかければ根拠付きで正解できる | 読む時間と設問に使う時間を分けて記録 |
「必ず」「すべて」といった強い表現を見ただけで、不正解と決めるのも禁物。本文がそう述べているなら、正解になり得ます。
見るべきなのは、単語の印象ではなく、本文との一致。手元の問題集でも、選んだ根拠を残すところから試せます。
英語の答案を確認するオンライン個別指導
自分では読めているつもりでも、どこで意味がずれたか判断できない。そんなときは、講師に本文への書き込みと選んだ理由を見てもらう方法があります。
PingPointのオンライン個別指導では、英語だけの補強も相談できます。答えの確認に加え、「どこを根拠に選んだか」を対話で確かめ、必要な学習につなげます。
例えばDを選んだ答案なら、「会議室を何に変えた?」と短く確認。そこで読み違えたなら構文へ、正しく答えられるなら選択肢との照合へ進む、という確かめ方です。
併用については、大学受験は苦手な1科目だけ個別指導|オンラインで併用をご覧ください。
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指導・体験授業の案内確認日:2026年10月1日。例題と図は本記事のための独自作成です。
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