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映像授業が合わないと感じたら|やめる前に試すことと切り替えの判断基準

映像授業を、サボってはいない。むしろ計画どおりに視聴を進めて、ノートも取っている。それなのに、模試の成績だけが動かない——この記事は、そんな状態に心当たりのある受験生と保護者の方に向けて書いています。

先に結論を言うと、原因はあなたの努力不足でも、映像授業そのものの欠陥でもありません。「見る」勉強だけでは構造的に埋まらない部分が存在していて、そこに気づかないまま視聴時間を増やしても、成績は変わらないのです。この記事では、映像授業で伸びる人と伸びない人の違い、科目ごとに現れる典型的な症状、やめる前に試してほしい改善策、それでも変わらない場合の次の一手を順に整理します。

目次

  1. 映像授業で伸びる人と伸びない人の違い
  2. 「見ているのに伸びない」本当の理由は一方通行
  3. 科目別に見る、映像だけでは直らない癖
  4. 映像授業をやめる前に、試してほしい3つのこと
  5. それでも変わらないなら、「見てくれる人」を足す
  6. まとめ

映像授業で伸びる人と伸びない人の違い

最初に公平な整理をしておきます。映像授業は、優れた学習手段です。一流の解説を好きな時間に、低価格で、何度でも見られる。この利点だけで成績を伸ばす受験生は実際にいます。

では伸びる人と伸びない人を分けるものは何か。それは、視聴のあとに自分で「アウトプットと点検」を回せるかどうかです。見た内容を白紙の状態から再現し、自分の答案を疑いの目で見直し、ずれている箇所を自力で特定して修正する。ここまでを独りで完結できる人にとって、映像授業はほぼ完璧な道具になります。逆に言えば、伸び悩んでいる人に足りないのは視聴量ではなく、この点検の工程です。そして厄介なことに、点検には「自分の勉強のどこがずれているか」を見抜く目が必要で、その目は初学者ほど持っていません。

「見ているのに伸びない」本当の理由は一方通行

映像授業の構造的な限界は、情報が一方向にしか流れないことです。画面の中の先生は、完璧な解説と美しい板書を届けてくれます。しかし、あなたの答案は一度も見てくれません。あなたの音読を聞いてくれることも、途中式の癖を指摘してくれることもありません。

成績が伸び悩むとき、原因は「わかっていないこと」ではなく「間違ったやり方が定着していること」にある場合がほとんどです。そして自分の癖は、自分にとって当たり前の風景なので、本人には見えません。誰かに見てもらわない限り、癖は温存され、視聴時間と演習量はその癖を強化する方向に働きます。真面目な人ほど深くはまるのは、このためです。

科目別に見る、映像だけでは直らない癖

「見てもらえないと直らない癖」は、科目ごとに違う形で現れます。当塾PingPointでは各科目の講師にインタビューを行い、その正体を記事として公開しています。症状に心当たりのある科目から読んでみてください。

数学:解けるのに点にならない「自己流」

途中計算の省略、我流の答案の書き方、わかったつもりの写経勉強。解説を見れば理解できるのに模試で点にならない場合、原因は理解力ではなく、答案に染みついた自己流にあります。映像は正しい解答を見せてくれますが、あなたの答案の癖は誰も指摘してくれません。

数学講師のインタビュー:伸び悩みの正体は「自己流」 →詳細

物理:図を描かずに公式から入る手順崩れ

典型問題は解けるのに初見の問題で崩れるなら、答案に図がない可能性が高いです。映像の板書には最初から完成した図が載っているため、白紙から自分で図を起こす訓練は視聴では積めません。「物理はセンス」という思い込みも、たいていここから生まれます。

物理講師のインタビュー:答えが合っていても図を描き直させる理由 →

英語:聞けても話せない「目だけの勉強」

単語も文法もやったのに長文とリスニングが伸びないのは、勉強が黙読だけで完結しているからです。映像は聞く素材を与えてくれますが、あなたが声に出した英語は聞いてくれず、間違った音の癖は指摘されないまま残ります。英語は言語であり、耳と口を使わない勉強はどこかで止まります。

英語講師のインタビュー:英語力は「耳」で決まる →

映像授業をやめろってこと?

今の教材をすぐ手放す必要はありません。まずは使い方の側を変えてみてください。

1視聴のあとに、白紙で再現する。解説を見終えたら教材を閉じ、同じ問題を何も見ずに最初から解き直します。手が止まった場所が、わかったつもりの場所です。視聴時間より、この再現に使う時間を長く取ってください。

2答案や音読を、誰かに見せる機会を作る。学校の先生でも構いません。数学や物理なら答案を、英語なら音読と和訳を、月に一度でも人の目と耳に通す。癖は、他人の視点が入った瞬間に初めて見つかります。

3バツの理由を、自分の言葉で記録する。「ケアレスミス」で片付けず、どの手順のどこでずれたのかを一問ごとに書き残します。同じ言葉が繰り返し出てくるなら、それがあなたの癖です。

2〜4週間続けて模試や過去問の手応えが変わり始めたなら、映像授業との付き合い方の問題だったということです。そのまま続けてください。

それでも変わらないなら、「見てくれる人」を足す

改善策を回しても変化がない場合、足りないのは教材でも根性でもなく、あなたの答案と声を継続的に見て、癖を特定して、直るまで付き合う人です。映像授業からの乗り換え先としてまず思い浮かぶのは通塾ですが、部活や地理的な事情で難しいなら、双方向のオンライン個別指導という選択肢があります。同じ「オンライン」でも、録画を見る映像授業と、講師とリアルタイムでやり取りする個別指導は、まったくの別物です。

当塾PingPointの場合、授業は1対1の完全双方向で、解いた答案の写真をLINEで送ってもらう運用を全科目で行っています。講師は学習塾akamon labの卒業生から選抜され、担当は原則固定。あなたの癖を把握した同じ講師が、入試まで見続けます。校舎を持たないため、費用は校舎型の個別指導より抑えられています。講師がどう選ばれ、各科目で何をするのかは、講師紹介ページと上で紹介した科目別インタビューにすべて書いてあります。

なお、塾を比較する段階の方は、オンライン塾のタイプ分けと選び方の基準をまとめた記事も参考になるはずです。あわせてどうぞ:大学受験のオンライン塾の選び方

まとめ

映像授業で伸びないのは、努力不足ではなく、勉強が独りで完結していて癖を指摘する人がいないからです。まずは白紙での再現、答案や音読を見せる機会づくり、バツの理由の記録という3つで、使い方の側を変えてみる。それでも動かなければ、「見てくれる人」を勉強に足すタイミングです。受験までの時間は有限です。視聴履歴ではなく、答案が変わる勉強に切り替えていきましょう。

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PingPointの無料相談・体験授業では、現在の勉強のやり方ごとお話しいただけます。体験授業は事前に「やってほしいこと」を伝えていただければその内容で行うので、「いま使っている教材で伸びない原因を見てほしい」というご相談でも構いません。全国どこからでも受講いただけます。

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