2026.09.05 PingPoint
9月からのGMARCH合格
私大文系・理系ともに、9月時点で英語の基礎が固まっていれば、GMARCHは十分に射程内です。入試まで約5か月、必要な偏差値は概ね60前後。1校あたり3〜5回の受験機会があるため、方式の選び方でも合格率は変わります。
この記事では、間に合う条件・残り期間の配分・狙うべき方式を整理します。
9月に入って、こう感じている受験生は多いと思います。
夏に思ったほど進まなかった。模試の判定はD。周りは過去問を始めているのに、自分はまだ参考書が終わっていない。
結論から言えば、GMARCHは9月からでも届きます。ただし条件があります。
間に合う人と間に合わない人
最初に線引きをします。曖昧にしても意味がないので、はっきり書きます。
間に合う
・英単語帳を1冊、7割以上覚えている
・英文法の基礎的な問題集を一通り終えている
・文系なら古文単語と文法に着手済み
・理系なら数ⅠAⅡBの典型問題が解ける
・平日3時間、休日8時間を確保できる
条件を見直す必要がある
・英単語がまだ半分も入っていない
・英文を読むと1行ごとに止まる
・理系で数Ⅲに手をつけていない
・平日に2時間も取れない
後者に当てはまる場合、GMARCHが不可能というわけではありません。ただし、志望校の幅を広げるか、受験する方式を絞るかの判断が必要になります。
9月に無理な計画を立てて、12月に破綻するのが最悪の展開です。現在地を正確に把握することから始めてください。
残り時間を計算する
9月1日から、私大一般入試の本番までを数えます。
平日 約100日 × 3時間 = 300時間
休日 約40日 × 8時間 = 320時間
冬休み 約14日 × 10時間 = 140時間
合計 約760時間
3科目で割れば、1科目あたり250時間前後。これは基礎を固め直して、演習を積むには十分な量です。
問題は時間の量ではありません。この760時間を何に使うかです。
英語に半分を使う
配分で迷ったら、これを原則にしてください。
GMARCHの入試は、英語の配点が最も高い、または他科目と同等に設定されている大学がほとんどです。そして英語は一度仕上がると、本番で大きく崩れにくい科目でもあります。
文系 英語50パーセント/国語25パーセント/社会25パーセント
理系 英語35パーセント/数学40パーセント/理科25パーセント
文系で社会に時間を使いすぎる受験生をよく見ます。暗記は手応えがあるので、つい進めたくなる。ただ社会は直前期でも詰め込みが利く科目です。逆に英語は、直前に急に伸びることがありません。
理系は数学の比重が上がりますが、英語を捨てるという選択はありません。数学で満点近くを取っても、英語が3割では届かない配点になっています。
方式で受験回数を増やす
ここが、意外と知られていない部分です。
GMARCHの各大学には、複数の入試方式があります。同じ大学の同じ学部に、3回から5回挑戦できることも珍しくありません。
全学部統一日程
1回の試験で複数学部に出願できる方式。受験料は割安になりますが、募集人員は少なめです。
学部個別日程
その学部の主力方式。募集人員が最も多く、合格の可能性が最も高い枠です。
共通テスト利用
共テの得点のみで判定。ただしボーダーは8割以上と高く、一般選抜より通りにくい場合が多い。
英語外部試験利用
英検などのスコアを使う方式。すでに資格を持っているなら、使わない手はありません。
戦略として重要なのは、学部個別日程を軸に置くことです。募集人員が最も多く、対策も過去問で立てやすい。
全学部統一は日程が早いことが多く、本番の練習として使うという考え方もあります。1月下旬に1度経験しておくと、2月の本命で緊張しにくくなります。
学部で難易度が変わる
同じ大学でも、学部によって偏差値は数ポイント違います。
一般に、看板学部や人気学部は高く、新設学部や地方キャンパスの学部は相対的に入りやすい傾向があります。
また文系なら、数学受験ができる学部を選ぶという手もあります。社会より受験者が少なく、数学が得意なら有利に働くことがあります。
ただし「入りやすいから」だけで選ばないでください。4年間通う場所です。学部の内容と、自分の関心が合っているかは確認してください。
9月から2月の設計
月別の目安を示します。
9月
基礎の穴を埋める。英単語と文法を9月中に決着させる。志望校の過去問を1年分だけ解いて傾向を掴む
10月
長文演習を本格化。文系は古文と社会の詰め、理系は数Ⅲの完成へ
11月
過去問演習を中心に。この月に受験校と方式を確定させる
12月
共テ利用を出すなら対策。出さないなら過去問を継続。出願手続きの準備も
1月
解いた過去問の復習。新しいものには手を出さない。体調管理を最優先に
9月の行が最も重要です。英単語と文法を10月に持ち越すと、演習の時間が足りなくなります。
単語帳がまだ半分なら、1日100語を20分で回してください。1周を速く終えて、周回数を稼ぐほうが定着します。1語ずつ完璧にしようとすると、1周に2か月かかります。
やってはいけないこと
新しい参考書を買う
夏に終わらなかった教材があるのに追加すると、どちらも中途半端になります。いま持っているものを完成させてください。
全科目を均等に進める
残り5か月です。配点の大きい科目に寄せてください。均等配分は時間に余裕があるときの戦い方です。
模試の判定に振り回される
9月の判定は、夏の成果が反映される前のものです。見るべきは判定ではなく、設問別にどこを落としたかです。
志望校を早々に下げる
秋の判定で決めるのは早すぎます。過去問を解いてから判断してください。相性次第で、判定以上の得点が取れることがあります。
合格した人に共通すること
当塾の講師は、全員がakamon labの卒業生です。GMARCH以上の大学に合格し、自分自身が受験を経験してきた人たちが指導にあたっています。
彼らに秋の過ごし方を聞くと、共通する答えが返ってきます。
・やることを絞った 教材を増やさず、決めたものを繰り返した
・英語を最優先にした 配点が大きく、崩れにくいから
・過去問を早めに見た 傾向を知ってから対策を組んだ
・判定を気にしなかった 設問別の得点だけを見ていた
特別なことは何もありません。ただ、この4つを実行できるかどうかで結果が変わります。
よくある質問
9月から本当にGMARCH間に合うの?
英語の基礎が固まっていれば可能性は十分あります。単語帳を7割覚えていて、文法問題集を一通り終えているかが目安です。そこが未着手なら、9月中に決着させてください。10月に持ち越すと演習の時間がなくなります。
偏差値どれくらい必要?
概ね60前後が目安ですが、学部と方式で変わります。人気学部は高く、新設学部や地方キャンパスは相対的に入りやすい傾向があります。数学受験ができる文系学部も、選択肢として検討する価値があります。
何校くらい受けるべき?
GMARCH内で複数校、加えて日東駒専あたりの押さえを2校程度が一般的です。同じ大学でも方式が複数あるので、出願回数は10回前後になることもあります。受験料の総額を先に計算しておいてください。
共通テスト利用は出したほうがいい?
ボーダーが8割以上と高く、一般選抜より通りにくいことが多いです。共テ形式で8割取れる見込みがないなら、対策時間を一般選抜に回すほうが合理的でしょう。
模試でE判定なんだけど諦めるべき?
9月のE判定で諦める必要はありません。模試は標準的な問題で構成されており、実際の入試とは傾向が違います。志望校の過去問を1年分解いてみてください。判定より、その得点のほうが確かな材料になります。
いまから塾に入っても意味ある?
残り期間が短いぶん、最初に範囲を絞る作業が必要になります。全科目を立て直すのではなく、配点の大きい科目から。1教科だけの受講でも、そこが崩れているなら効果があります。
GMARCHは、9月から届く大学群です。
ただし条件があります。英語を最優先にすること。教材を増やさないこと。過去問を早めに見ること。
残り760時間。この時間を何に使うかを、9月のうちに決めてください。
PingPointについて
難関大学への合格実績を積み上げてきたakamon lab の講師監修のもと、厳選された同塾の卒業生が指導にあたるオンライン個別指導塾です。自分自身が受験を経験した講師が、現在地から逆算して計画を組みます。
高校1年生〜3年生 1教科 19,000円/月
1コマ2時間、月4回
入塾金 30,000円(初回のみ)
1コマ2時間としているのは、授業のなかで実際に解いてもらう時間を確保するためです。解説を聞くだけでは、どこで手が止まるかが分かりません。
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PingPointは、小学生・中学生・高校生を対象としたオンライン個別指導塾です。akamon lab の講師監修のもと、厳選された卒業生が個別指導形式で授業を行います。完全オンライン形式のため、関東圏以外にお住まいの方でも全国どこからでも受講いただけます。
本記事の内容は一般的な傾向にもとづくものであり、必要な対策は受験生の状況により異なります。入試方式・募集人員・ボーダーは大学および年度により変動します。出願にあたっては各大学の募集要項をご確認ください。
2026年9月5日 公開
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