夏の青空の下、高校生たちはスマホ片手に「〇〇大、行ってみない?」と盛り上がります。そう、オープンキャンパス(OC)の季節です。高校生にもなれば地元のお祭りから大学のオープンキャンパスにグレードアップ!でも、ただのお祭り気分で終わらせてしまうのはもったいない! OCは、あなたの大学生活を左右する情報の宝庫。文系・理系も、学部の垣根を越えて、“本当に知っておくべき”ポイントを抑えておきましょう。
「机上の情報」以上のリアルをキャッチ
ウェブサイトやパンフレットには載っていない、キャンパスの空気、在学生の生の声、エアコンの効き具合まで丸わかり。
志望理由がグンと説得力アップ
「○○学部で●●の最先端研究がしたい」…その裏付けとして、OCで見た研究室や話を引き合いにできるから、書類選考も面接も強く印象づけられます。
“他人軸”から“自分軸”へのシフト
友達や保護者、塾の先生の勧めだけでなく、自分の目で見て、自分の肌で感じて「ここだ!」という確信を持つこと。
模擬授業 or ミニワークショップ
文系なら「文学部の講義ダイジェスト」、理系なら「実験装置ハンズオン」、芸術系は「アトリエでデッサン体験」…学部の“色”を直接感じて。
キャンパスツアー
図書館、学食、演習棟、クラブ棟…毎日通うルートを歩き、本当に「通えそう」かチェック。
在学生トークセッション
ライトで本音トーク。サークルの裏話、テスト勉強の極意、バイト事情、就活リアルまで直撃質問OK。
入試説明会 & 個別相談
学部ごとの最新入試情報、推薦・AO対策、小論文・面接のコツをしっかり仕入れて帰宅。
研究室/ゼミ見学
小規模ゼミ制の大学なら「指導教員との距離感」を。大規模研究科系なら「最先端設備にワクワク」。
学園祭とのコラボ企画(秋開催なら)
OC+学園祭の同日開催は狙い目。授業とは違う学生の表情やサークルの熱気を味わえます。
プログラムの定員・参加条件
早い段階で満席になる模擬授業も多いので、公式サイトの予約開始日をカレンダーに書き込んでおくこと。
キャンパス分散の罠
学部ごとに「〇〇キャンパスで」「■■キャンパスでは開催ナシ」という場合あり。志望学部の開催場所を要確認。特に学年ごとに在籍するキャンパスが異なる場合や学部ごとキャンパスが異なる場合も要注意。
同伴者ルール
「保護者同伴OK」「高校生のみ」「保護者は別申し込み要」など、大学によってバラバラ。ミスで同行不可…なんてことのないように。
時刻 | 行動 |
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09:30 | 受付スタート。手早くパンフ・スケジュールを入手。 |
10:00 | 模擬授業(第一希望)にダッシュ。満席だったら学生スタッフへ代替案を聞く。 |
11:30 | 在学生トークセッション。質問リストから3つ以上は必ず質問。 |
12:30 | 学食 or キャンパス周辺ランチで雰囲気チェック。 |
13:30 | キャンパスツアー or 研究室見学。ガイド学生に追加質問。 |
15:00 | 入試説明会 or 個別相談。最新の入試情報をメモ。 |
16:00 | まとめノート作成。印象の良し悪しをA~Cでランク付け。 |
春(4~6月):まだ人が少なく、個別相談がゆっくり受けられる。
真夏(7~8月):高校生シーズン真っ盛り。学部横断でプログラムを組みやすい。
秋(9~11月):学園祭との合体版。キャンパスの“素顔”をリアルに体験。
冬(12~3月):最後の詰め。志望校最終確認や直前対策として使える。
写真&メモ整理
模擬授業の板書、入試説明スライド、研究室の設備写真などをフォルダで分類。
“良い点”“気になる点” リスト化
学部の魅力、キャンパスの環境、通学ルート、学費、サポート体制…すべて箇条書きに。
志望理由書への落とし込み
OCで感じたことを具体例として盛り込み、自分だけの“志望ストーリー”を完成させる。
併願校リストの更新
OCで新たに気になった大学があれば、併願先候補に追加。スケジュールに反映しておく。
OCは決して“おまけイベント”ではありません。実際に足を運び、自分の目と耳と肌で大学を確かめる──その価値は何ものにも代えがたいもの。志望校を絞り込むもよし、併願校を発掘するもよし。 「キャンパスに一歩踏み入れた瞬間に感じるフィーリング」 は、数字やパンフだけでは絶対に得られません。
大学という新しいステージを選ぶための、あなたの最強の“地図”になります。さあ、下のステップで、今年の夏はOCフル活用!
【公式サイト】で日程・プログラムを把握
予約開始日にエントリー
質問リストを作成
OC当日、全力で体験
振り返りノートにまとめ
志望校・併願校をアップデート
これであなたの進路選びは一歩先へ。「行ってよかった!」と胸を張れるOC体験を、ぜひ。未来のキャンパスライフは、OCへの一歩から始まります。