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2025年度の国語試験は、昨年と比較して全体的に難易度がやや易化したと考えられます。現代文、古文、漢文のそれぞれにおいて出題形式に変更が加えられ、時間が90分に増加した分そのまま重くなるのではなく受験生の負担を軽減する工夫が見られました。
現代文 現代文では第1問から第3問までの出題形式が特徴的でした。第1問は1つの評論文から出題され、過去2年間のように複数の文章や推敲問題は登場しませんでした。このため、受験生にとって取り組みやすい構成になったと考えられます。第2問は近年発表された現代小説を題材にしており、昨年に引き続き親しみやすい内容となっています。特に、複数テクストを扱う出題形式が廃止され、選択肢がすべて四択になった点が印象的でした。ただし語数は昨年より約900字増加し、読解に必要な時間や集中力は例年以上に求められたでしょう。
新たに追加された第3問は、グラフや表を用いた問題でした。この形式は2022年に大学入試センターが公表した試作問題の「第B問」に似ており、データを活用して論理的に考える力が問われました。一方で、設問内容は比較的整理されており、受験生にとっては挑戦しやすい問題だったと言えるでしょう。
古文 古文の出題内容は平安時代に焦点を当てたものでした。設問数・選択肢数が昨年より減少し、受験生にとって解きやすい問題構成になっていました。具体的には、昨年は五択が中心だった選択肢が四択に変更されており、正答にたどり着くまでの迷いが軽減された印象です。また、リード文や選択肢を参考にしながら本文の内容を推測できるため、本文自体の難解さを補う工夫がなされていました。
漢文 今年度の漢文では、頻出だった漢詩の出題がなく、すべて日本漢文から出題されました。設問数や語数は若干増加したものの、選択肢がすべて四択になったことで受験生の負担は緩和されたと考えられます。また、紛らわしい選択肢が減少し、比較的明確な正解を導きやすい構成が特徴的でした。
平均点
リーディング:59.65点
リスニング:62.91点
英語はリーディング・リスニングの両方で安定した出題傾向が見られました。全体として、リーディングは昨年よりやや易化し、リスニングは昨年と同程度の難易度であったと分析されています。
リーディング リーディングでは、全体の語数が約5,600語となり、昨年と比較して700語ほど減少しました。設問数も削減され、特に正解を選ぶのに迷うような問題が減ったため、受験生にとって解きやすい印象を受けたと考えられます。一方で、大問数は6題から8題に増加しており、新形式の出題が複数見られました。
第4問では英作文の添削問題、第8問では複数の資料や意見を整理する問題が登場しました。これらは2022年の試作問題に基づいた形式で、受験生が「書く」力や情報を整理する力を問う内容となっています。また、選択肢にイラストや図表が多用され、多角的な情報を効率よく読み取るスキルが求められました。
リスニング リスニングの難易度は昨年並みで、語彙レベルや語数にも大きな変更はありませんでした。題材は、日常的なパンフレットやブログ記事から、宇宙開発や動物の睡眠パターンといったアカデミックなテーマまで多岐にわたります。また、第2問や第3問ではイギリス英語が引き続き採用され、受験生には地域ごとの表現の違いに慣れる必要があったと言えるでしょう。
今回の試験では全体的に難易度が調整され、基礎的な力を問う内容が増加しました。受験生は基礎の徹底を意識しつつ、柔軟な対応力を養うことで高得点を目指せるでしょう。