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Ping Point 記事

12月に行うべき共通テスト対策の基本方針
2024.12.04

12月に行うべき勉強の具体策と効率的な時間配分

12月は、受験本番を目前に控えた極めて重要な時期です。この時期に行うべき勉強の内容や方法、効果的な時間配分について考えます。以下では、12月の勉強戦略を具体的に解説します。


共通テスト対策の基本方針

過去問演習を活用し目標点を超える

共通テストで安定した得点を取るためには、目標点を少し上回る点数を目指して演習を重ねることが重要です。本番では緊張によるパフォーマンス低下を考慮する必要があり、余裕を持って目標点を設定しましょう。
演習は以下を参考に進めます:

  • 過去問:最低2年分を解く。形式や出題傾向を理解することが目的です。
  • 予想問題:出題傾向に近い問題を数年分解き、得点力を鍛えます。
  • 模試の復習:過去の模試結果を見直し、自分の弱点を把握する。

科目ごとの強化ポイント

全体の得点目標を達成するために、科目ごとのバランス調整が必要です。例えば、目標が8割の場合、得意科目で9割以上を目指し苦手科目を7割以上に引き上げる戦略が効果的です。基礎問題の復習を中心に、解けなかった問題を徹底的に解説し、理解を深めます。


苦手科目の克服

12月は特に苦手科目の強化に力を入れるべきです。これまで後回しにしてきた科目に集中し、科目全体の仕上がりをバランスよく整えることで、得点力が飛躍的に向上します。
集中的な勉強方法

  1. 一日一科目集中型:1日を1科目に絞り、全体像をつかむ。
  2. 過去問分析:苦手な分野や問題形式を特定し、基礎から応用まで順を追って取り組む。
  3. 期限設定:過去問演習の締め切りを決め、集中的に取り組む。

勉強時間の目安と効率的な活用法

平日と休日の勉強時間

  • 平日:3~6時間
  • 休日:8~10時間

この時期の勉強では「量より質」を重視します。長時間勉強するだけではなく、集中力を高める工夫を取り入れることが重要です。

時間配分のポイント

  • 短い休憩:1~2時間ごとに10分程度の休憩を取り、集中力を維持。
  • 生活リズムの調整:早寝早起きを徹底し、本番と同じスケジュールで過ごす。

試験形式への慣れと応用力の養成

試験形式に慣れるための対策

共通テスト特有の形式や時間配分に慣れることが重要です。特に以下の点を意識しましょう:

  1. 資料や図表問題の演習
    共通テストは資料を基にした問題が多いのが特徴です。情報を素早く読み取り、要点を整理して解答に結びつける力を養いましょう。
  2. 時間配分の練習
    大問ごとにかける時間を計画的に決め、余った時間で見直しを行うようにします。
  3. 仮本番の実施
    本番と同じスケジュールで全科目を解く「仮本番」を実施することで、当日の緊張感や疲労感を体験し、対応力を高めます。

応用力を鍛える演習

12月中には基礎問題を完全に仕上げ、応用問題への取り組みに移行しましょう。過去問や予想問題を活用し、次の点を意識して解きます:

  • 解答プロセスの確認:なぜその答えになるのかを論理的に説明できるように。
  • 思考力の訓練:複数の情報を整理し、問題解決に導く力を鍛える。

戦略的な勉強計画の作成

共通テストとその他試験の比重

12月は共通テストの対策を中心にしつつ、他の試験の重要度を踏まえてバランスを取ります。たとえば、国公立大学志望者で二次試験の比率が高い場合、共通テストの目標点を達成することを前提に二次対策も進めます。
具体的には:

  • 共通テスト対策:全体の7割程度の時間を割く。
  • 個別試験対策:志望大学の過去問を3~5年分解き、得点パターンを把握。

得点プランの作成

目標点数と現時点の得点との差を埋めるために、各科目の具体的な得点プランを作成します。例えば、文系受験生なら国語や英語で高得点を狙い、理系科目の苦手分野を補強する計画を立てます。


12月の目標と実行

  1. 共通テスト目標点の達成
    過去問演習と基礎固めを通じて、12月中に目標点を達成できるようにします。
  2. 苦手科目の克服
    集中的な学習で苦手意識を払拭し、全科目のバランスを整えます。
  3. 本番シミュレーション
    仮本番を行い、本番さながらの練習で自信をつけます。

12月は戦略的な勉強が鍵です。基礎を固めつつ応用力を高め、試験本番に備えましょう。この1カ月の取り組みが合否を左右する大きな分岐点となります。