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Ping Point 記事

学習指導要領の改訂:地理と歴史の大きな変革
2024.03.24

地理と歴史の大きな変革:新たな学習の道

学習指導要領の改訂に伴い、社会科の中でも特に重要な地理と歴史が大きな変革を遂げました。これにより、従来の科目構成が一新され、新たな学びの機会が提供されることとなりました。

科目再編:地理と歴史

かつての「地理A」「地理B」「日本史A」「世界史A」といった科目名から、新たな「地理総合」「地理探究」「歴史総合」「日本史探究」「世界史探究」といった科目名への再編が行われました。これにより、より総合的かつ探究的な学びの場が提供されることとなりました。

「地理総合」と「地理探究」は、それぞれ従来の地理Aと地理Bを引き継いだ科目となっています。一方、「歴史総合」は日本史Aと世界史Aを合わせた科目であり、「日本史探究」「世界史探究」はそれぞれ日本史Bと世界史Bを引き継いだものです。

必修科目の変更

新課程では、「地理総合」と「歴史総合」の2科目が必修科目として定められました。これにより、全ての普通科の高校生が地理と日本史と世界史の基本事項を学ぶこととなります。これまで地理または日本史を選択した後の必修科目だったことから、大きな変更が加えられたと言えます。

入試での扱われ方

大学入試の試験科目も変更されました。従来は日本史Bや世界史Bが主に使用されていましたが、新たな科目である日本史探究や世界史探究が追加されました。また、「歴史総合」も一部の大学で試験範囲に含まれる可能性があります。これにより、受験生はより幅広い知識を身に付ける必要があるでしょう。

公民の再編

さらに、公民も科目が再編されました。「現代社会」から「公共」へと名称が変わり、新たな内容が盛り込まれました。これにより、高校生はより身近で実践的な社会問題について学ぶ機会が提供されます。

教育の変革

これらの変更は、社会科の教育内容を単なる暗記科目から、より思考を促し、判断力や表現力を育むものへと変革することを目指しています。知識の量よりも、その知識を活用して現代社会を理解し、問題解決能力を高めることが重視されます。

まとめ

地理や歴史、公民などの社会科における大きな変革は、受験生や教育現場に新たな課題と可能性をもたらします。これらの変更に対応するためには、正確な情報を得て冷静に対策を立てることが重要です。今後も入試制度や教育内容の変化に柔軟に対応し、より良い教育環境を築いていくことが求められます。