学習指導要領の変更!情報科目が進化、共通テストでも登場
旧課程と新課程の違い
旧課程では「社会と情報」または「情報の科学」を選択して履修していました。これに対し、新課程では「情報Ⅰ」が必修科目となり、学習内容が大きく変更されました。これにより、すべての高校で同じ情報科目を学ぶことが定められました。
旧課程の学習内容
新課程の学習内容
新しい「情報Ⅰ」は、内容が旧課程の2つの科目を組み合わせたような形で、プログラミングやデータの活用などが新たに加わりました。ただし、内容が増えたにもかかわらず、単位数は従来どおり2単位。学習密度が高まり、受験生にとっては新たな挑戦となりました。
2025年度入試からは、共通テストにおいても新科目「情報」が加わります。これまで副教科として履修していた情報が、受験の主教科に変わることになります。この変更に伴い、数学や社会科目も再編されます。
共通テストでの新科目追加に備え、2023年4月までにはサンプル問題が2回にわたって公開されています。これにより、受験生は新しい試験形式に慣れる機会を得ることができます。
学習指導要領の変更により、情報科目がより実践的で幅広い領域を学ぶものへと進化し、共通テストでの変更も新たな挑戦を意味しています。今後の受験生たちがどのようにこの変革に対応していくのか、注目が集まります。