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共通テストが変わる!理系が文系に「情報Ⅰ」で大敗する?

共通テストが変わる!理系が文系に「情報Ⅰ」で大敗する?

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― 難化する新傾向入試を攻略する「読解力と判断力」の鍛え方

2025年度からの新課程に合わせ、大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が本格導入されました。試作問題や分析を見ると、単純な知識だけで解ける問題と「文脈・図表・データ」を読み解いて判断するタイプの問題が混在し、むしろ「読解力・判断力・分析力」が得点を左右する傾向が強くなっています。したがって、理系が単純に“暗記+計算”で優位という従来イメージは当てはまらず、文系でも「読解力」が強ければ得点できる場面が生まれます。対策は知識学習と並行して、実践的な読解/判断トレーニングを意図的に積むことです。


1) 何がどう変わったのか?

  • 文部科学省や大学入試センターの資料で、「情報Ⅰ」が高校の必履修科目として新学習指導要領に組み込まれ、大学入学共通テストでも出題されることが公表されています。これはSociety5.0やAI・データ活用時代の基礎的な素養を問う観点からの変更です。
  • 大学入試センターが公表した試作問題/サンプル問題を見ると、問題は「日常的な事象や社会課題」を題材にして図表、ログ、ダイアグラム、短いコードや擬似コード、データ解析の問いなどを組み合わせる形式。知識(概念)問題と読解・判断を要する問題が混在しています。
  • 教育関係者・予備校の分析では、試作問題はおおむね**「知識系:47点、読解判断系:53点」という配点イメージが指摘され、半分以上が“読んで考える力”を試す設問になっているとの報告があります。つまり知識の詰め込みだけでは不十分**です。

2) 「理系が文系に負ける?」

  • 表現の仕方によって煽りになりがちですが、本質は“誰が得するか”ではなく“どの力を持っているか”が問われるようになったという点。理系生は計算・数学的思考に強い反面、長文の整合性を素早く読み取り、曖昧な情報から妥当な判断を下す訓練が不足している場合があります。一方で文系生は読解・論理的説明に強く、情報の「文脈読み」で強みを発揮し得ます。従って一定の条件下では文系が得点を伸ばす場面が増える可能性はありますが、結局は読解力+データ・論理処理力の両方を持つ受験生が勝つというのが現実的な見立てです。関連データや分析は上記の試作問題の傾向が裏付けています

3) 「読解力と判断力」を具体的にどう鍛えるか — 学習アプローチ(実践編)

以下は即実行できる具体的なメニュー。毎日少しずつ、週単位で成長が見えるように設計しています。

A. 基本フレーム(週間ルーティン)

  • 週3回:情報テキスト演習(40〜60分)
    ・大学入試センターの試作問題/サンプル問題を必ず1問ずつ解く。解き終わったら「設問が何を求めているか」を日本語で1〜2行に要約する。
  • 週2回:国語的読解トレ(30分)
    ・新聞の解説記事や解説エッセイ(800〜1200字)を使い、「主張」「根拠」「反論可能点」を3項目で要約。読解のスピードと論点抽出力を高める。
  • 週1回:データ読み取り演習(40分)
    ・表・グラフ・統計説明(市販の問題集またはネットの統計記事)を読み、「どの仮説が妥当か」「何が示唆されないか」を短く箇条書き。
  • 毎日10分:語彙と用語の確認(情報の基本用語、統計語、アルゴリズム用語をカードで反復)

B. スキル別・具体トレーニング(即効性のある演習)

  1. 図表・ログを“読む”訓練
    • 演習:与えられたログ(時系列データやアクセスログ)から「原因→結果→改善案」を3行でまとめる。
    • 目的:図表から因果関係と制約条件を見つける力を養う。試作問題は日常場面を扱うことが多い(実例:通信確保の報告書など)。
  2. 擬似コード/フローチャートの解釈
    • 演習:短い擬似コードを読んで「出力される値/誤動作の原因」を説明する(10〜15行程度)。
    • 目的:アルゴリズム思考を“読む”ことで、プログラミング未経験者でも論理の追跡ができるようにする。
  3. 「選択肢の根拠づけ」トレーニング(選択肢消去法の高度版)
    • 演習:4択問題で各選択肢について本文中のどの根拠が“支持する/反証する/無関係”かをマークする。
    • 目的:選択肢を直感で選ばず、根拠に基づいた判断を習慣化する。
  4. 論点マッピング(短い記述練習)
    • 演習:共通テストの新傾向“複数意見を読んで自身の立場を整理する”問題対策になります。
  5. タイムド・スプリント(時間管理訓練)
    • 演習:試験形式に合わせて「分析問題:12分、読解問題:8分」など制限を設けて解く。試作問題は情報量が多いので本番の時間配分が鍵。

C. メンタル/メタ認知(振り返り)の習慣

  • 解き終わったら必ず「3点振り返り」:①正解に至った決め手、②時間を使いすぎた箇所、③もしもう一度解けるならどこを変えるか。
  • これをノートに残すことで、自分の“弱い思考プロセス”が可視化され、改善が早まります。

4) 具体的な12週間プラン(受験1年前〜直前向け・例)

(週の合計勉強時間を10〜15時間に想定:模試・学校課題を除く)

  • W1–W4(基礎固め):情報Ⅰの教科書(基礎用語・概念)を復習。MEXTのサンプル問題を解き、正答根拠を1文で書く。
  • W5–W8(応用演習):試作問題・予備校の過去問題演習(図表読み取り、擬似コード)。週1回は国語的読解。週1回はデータ読み取り。
  • W9–W10(実戦力アップ):時間を厳しく区切った模擬演習(本番時間に合わせる)。誤答分析をノートに記録。
  • W11–W12(総仕上げ):本番形式で2回フルセット(共通テストの他科目と合わせた通し練習)。弱点総復習とメンタル調整。

5) 保護者・塾・学校へ:指導のポイント

  • 単なる「情報用語の暗記」では不十分。社会文脈や倫理的問題(プライバシー・AIの意思決定など)を扱えるように授業設計すること。公的サンプル問題や試作問題を教材に使うと効果的です。(文部科学省)
  • 教師は「問題を読むための国語指導」と「データの読み方」を横断的に教えること(教科横断カリキュラムの重要性)。
  • 模試では結果の偏差ではなく「読解プロセス」の改善(根拠抽出力・選択肢根拠化)を重視すること。

6) 試験当日の戦術

  • 問題の設問要求を日本語で先に1行書く(何を答えるのか)。
  • 図表やログに必ず「単位/縦軸/横軸/注記」をチェック。時間を奪うのは往々にして“見落とし”。
  • 選択肢で迷ったら「本文に直接根拠があるか」を基準に優先的に残す。
  • 記述やアウトライン作成問題は、まず1分で結論を書き、残りで根拠を2点入れる(構成優先)。

よくある誤解とQ&A

  • Q:「情報Ⅰ=プログラミングだけ?」 → A:いいえ。プログラミングの基礎は含むものの、データリテラシー、論理的思考、情報倫理、図表読解など幅広い能力を測ります。
  • Q:「理系は不利?」 → A:理系が不利になるとは限りません。理系は論理的思考で強みがある一方、長い文章や社会文脈の解釈で遅れをとる場合があるため、弱点補強が有効です。

最後に

共通テストの「情報Ⅰ」は初めて見る問題に対応する力—言い換えれば「不慣れな文脈で必要な事実を抽出し、妥当な判断を下す力」を問う試験です。暗記だけで点を取ってきた受験生にとっては負担に感じるかもしれませんが、読解の方法を正しく学べば得点の伸びは大きい。特に国語的読解力+データ読み取り訓練を組み合わせると効率よくアップできます

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