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偏差値とはいったい何なのか。以外と知らないその正体

偏差値とは? 数値で見るテストの位置と合格可能性

皆さん、こんにちは。今回は「偏差値」について詳しくご紹介します。偏差値はテストの点数を数値化し、その位置や合格可能性を知るための重要な指標です。

1. 偏差値の計算方法

まず、偏差値の計算方法です。以下の式で計算できます。

偏差値=(得点平均点標準偏差)×10+50

この式を使って、具体的な例として「5点」「6点」「9点」の偏差値を計算してみました。例えば、9点の場合は

(95)/2.27×10+50=67.6

となり、偏差値は67.6です。これによって、得点が平均点からどの程度離れているかが数値で表現されます。

2. 偏差値の意味

「6点」と「9点」がともに平均点より上の得点であっても、偏差値を見るとその差がはっきりと分かります。例えば、6点は偏差値54.4であるのに対し、9点は偏差値67.6です。これにより、平均からどのくらい離れているかが感覚的に理解できます。

また、1点の重みも偏差値によって考慮されます。例えば、「5点と6点の差」と「8点と9点の差」はどちらも1点ですが、それを取る人数が異なれば、1点の重みは変わります。偏差値はデータの散らばり具合を考慮しています。

3. 偏差値の効用

偏差値は元々は数学の分野で用いられていましたが、テストの点数の分析においても大いに利用されています。その効用には以下のようなものがあります。

  • テストを受けた集団の中での、自分の位置が数値で分かる。
  • 異なるテスト(異なる教科や実施時期)であっても比較が可能。
  • テストごとの誤差を補正できる。
  • 入試の合格可能性を科学的に計算できる。

これによって、従来の「勘」に頼る合格判定ではなく、科学的・合理的な根拠に基づいた判断が可能となります。

4. まとめ

「偏差値」とは、あるテストを受けた集団の中での自分の位置を示す指標であり、平均点を50として、50よりどれくらい高いか低いかを数値で表現します。その計算方法や意味を理解することで、テストの点数をより客観的に捉え、合格に向けて戦略を立てることができます。科学的なアプローチを取ることで、目標への道筋をより確実に描く手助けになるでしょう。