なぜ日本の大学は入るのは難しく卒業は簡単、アメリカはその逆と言われているのか?
多くの人が疑問に思うことの一つに「なぜ日本の大学は入るのが難しく卒業が簡単で、アメリカはその逆なのか?」があります。この違いについて、米国の地方大学を卒業した経験を基に、さまざまな人に尋ねた結果、最も明瞭だったのは米国では数人の卒業生の学費を多くのの生徒が払うシステムで成り立っているからという答えでした。
この回答は一見するとわかりにくいですが、順を追って説明してみましょう。
アメリカの大学のシステム
- 初期の教育:
- 一般的に、アメリカの大きな大学では、1年生と2年生は巨大な講堂に詰め込まれ、大学院生が教鞭をとります。
- 学費は高く設定されており、最初の一週間を過ぎるとクラス変更もできず、お金も返ってきません。この時点では、経験の浅い講師に高額な授業料を支払う学生が多く存在し、大学側は大きな収益を上げることができます。
- 上級生の教育:
- 3年目以降になると、教授が授業を担当するようになり、脱落者も増えます。その結果、小さめの講堂が期末にはガラガラになることもあります。
- 4年生になると、ふるいに掛けられた少人数のクラスがスタートし、ディスカッションやプロジェクトの発表など、小人数でないと実施できない形式の授業が中心となります。教授の負担も増え、学生一人当たりのコストが上がります。

このように、上級生の質の高い授業を維持するためには、下級生三人分の授業料で賄う必要があります。実際に平均が3:1かどうかは疑わしいですが、このシステムにより、大学は多くの学生を受け入れつつ、最終的には質の高い教育を提供できるのです。
日本の大学のシステム
一方、日本の大学は以下のようなシステムが一般的です。
- 入試制度:
- 日本の大学は「入試」と呼ばれる試験を設け、5教科7科目などの厳しい試験を課します。これにより、入学の時点で厳しいふるいに掛けられます。
- 大学の種類:
- 国立大学・公立大学と私立大学に分かれ、私立大学は費用が高く設定されています。
- 卒業の難易度:
- 日本の大学は、講義や授業ごとに課題の量が異なりますが、一般的に出席が重視され、試験は中間や学期末に行われるため、集中的な勉強で成績を上げることが可能です。
- 授業スタイル:
- 日本の大学では、教授や講師の話を静かにしっかりと聞くことが求められます。出席が重視され、予習・復習の時間が少なくても授業に参加することが重要とされます。
日本とアメリカの教育システムの違い
これらの違いは、文化や教育システムの違いに根ざしています。
- アメリカの教育システムは「入り口は広く、出口は狭く」という方針で、機会を平等に提供し、その後の努力次第で成果を出すシステムです。高額な学費が学びの質を高めるための投資とされ、予習・復習が重視されます。
- 日本の教育システムは、入試で厳しく選抜し、入学後は比較的安定した学びの環境が提供されます。課題や授業の出席が重視され、試験の対策に集中することが可能です。
最後に
日本の大学とアメリカの大学の違いは、それぞれの教育システムの背景にある価値観や文化に根ざしています。アメリカの大学では、自らの努力と計画的な学びが求められ、日本の大学では厳しい入試を突破することが重要視されます。どちらのシステムも一長一短があり、個々の学生の適性や目標に合わせた選択が重要です。