「青学の理工って、A方式とB方式どっちを受ければいいの?」「数学はどのくらい難しいの?」
青山学院大学理工学部を志望する受験生から、こうした質問を非常によく受けます。GMARCHの中でも理系に強いブランド力を持つ青学理工ですが、入試方式が複雑で、情報が散らばっていることもあり、「なんとなく」で方式を選んでしまっている受験生が少なくありません。
この記事では、PingPointが理工学部対策で蓄積してきたノウハウをもとに、一般選抜(個別学部日程)のA方式・B方式の違いを中心に、数学の出題範囲・時間配分・必要勉強時間・おすすめ参考書まで、実戦的に解説します。
まず結論:A方式とB方式、何が違うのか
青学理工のA方式とB方式は、どちらも独自問題のみで合否が決まるという点では共通しています(文学部や法学部のように共通テストを組み合わせる方式ではありません)。違うのは「教科ごとの配点バランス」です。
| A方式 | B方式 | |
|---|---|---|
| 外国語 | 150点 | 100点 |
| 数学 | 150点 | 200点 |
| 理科 | 150点 | 200点 |
| 試験時間 | 英語80分/数学100分/理科80分 | 英語80分/数学100分/理科80分 |
| 配点合計 | 450点 | 500点 |
※出願前に必ず最新の入学者選抜要項で確認してください。
つまり、**A方式は英語・数学・理科がほぼ均等配点(バランス型)、B方式は数学と理科の配点が重く英語の比重が下がる(理系特化型)**という構図です。試験問題そのものの難易度はほぼ同じで、「同じ問題を、どんな配点で評価してもらうか」を選ぶイメージに近いと考えてください。
どちらを選ぶべきか
- 数学・物理(化学)に高い得点力がある人 → B方式が有利 数学200点・理科200点という配点は、理系科目の貯金がそのまま合否に直結します。英語がやや苦手でも、数学・理科で稼げる人は得点効率が上がります。
- 英語が安定して得点できる人 → A方式が有利 英語150点を活かせるため、3教科の総合力でバランスよく勝負したいタイプに向いています。逆に言うと、数学や理科に一発勝負のリスクがある人ほどA方式でリスク分散する価値があります。
- 併願戦略としての使い方 A方式とB方式は試験日が別日程に設定されるため、併願受験が可能です。同じ学科をA・B両方式で受けることで、実質的に「2回のチャンス」を作れるのは青学理工受験の大きなメリットです。経済的・体力的な負担はありますが、得点開示や過去問演習で「自分はどちらの配点で戦えそうか」を見極めたうえで、両方出願する受験生も多くいます。

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数学の対策にかかる総勉強時間の目安
学校の授業で数学Ⅲまで一通り学習済みの高3生が、青学理工B方式(数学200点)レベルに数学を仕上げるには、目安として総学習時間400〜600時間程度(高3の4月から本番まで、週10〜15時間ペース)が一つの基準になります。
- 数学が苦手・抜けが多い人:基礎固めに100〜150時間追加
- 数学が得意で青学レベルの典型問題に既に慣れている人:300時間程度でも到達可能
- B方式で数学を得点源にしたい人:上記に加えて過去問演習に50〜80時間を確保
「典型問題の網羅」にどれだけ早く到達できるかが時間短縮の鍵になります。
出題範囲(分野)
数学の出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)です。学科による大きな違いはありません。
頻出分野は次の通りです。
- 確率・場合の数:ほぼ毎年出題される最頻出分野。条件付き確率や漸化式と絡めた融合問題も多い
- ベクトル:図形量を求めさせる問題が多く、空間ベクトルも頻出
- 微分積分(数Ⅱ・数Ⅲ):面積・体積計算、増減表を使った最大最小問題が中心
- 数列:漸化式からの一般項導出、他分野との融合
- 図形と方程式・複素数平面:頻度はやや落ちるが油断は禁物
特定の分野への偏りは少なく、まんべんなく対策しておく必要があるのが青学理工数学の特徴です。「ヤマを張る」勉強法は通用しにくいと考えてください。
出題量と時間配分
- 試験時間:100分
- 大問構成:5題(年度により変動あり)
- 大問のうち2問程度がマークシート方式、残りが記述式という構成が一般的
100分に対して大問5題という分量は、1題あたり平均20分というかなりタイトなペース配分が求められます。各大問は小問による誘導が丁寧についているため、「誘導に素直に乗る」ことが時間内完答のコツです。
おすすめの時間戦略は次の通りです。
- 最初の5分で全問に目を通し、解法が見える問題・計算量が少なそうな問題を把握する
- マークシート方式の問題から着手し、確実に得点を積み上げる
- 数Ⅲがらみの計算量が多い大問は後回しにし、記述式の問題に部分点を稼ぐ時間を確保する
- 最後の5〜10分は見直しに充てる(マークシート問題の計算ミスは命取りになりやすい)
出題・解答形式
- マークシート方式と記述方式の併用(大問ごとに形式が分かれる)
- 記述式では結果だけでなく途中過程・計算の道筋が採点対象になり、計算ミスがあっても考え方が正しければ部分点が入りやすい
- 証明問題・図示(描図)問題が定期的に出題される
ここで多くの受験生が見落としがちなのが「図示問題」です。グラフを描かせる問題は対策が手薄になりがちですが、青学理工では繰り返し出題されています。普段の問題演習で「答えだけ出して終わり」にせず、グラフや図形を実際に手を動かして描く習慣をつけておくと、本番での失点を防げます。
おすすめ参考書ルート
青学理工(GMARCH理系上位〜中堅レベル)に対応する標準的なルート
- 教科書傍用問題集または基礎問題精講(数Ⅰ・A/Ⅱ・B/Ⅲ) 公式や典型解法の土台作り。ここを飛ばすと後の参考書で消化不良を起こしやすい。
- チャート式 基礎からの数学(青チャート) 網羅型の定番。例題を一通り解き、典型問題のパターンを身体に染み込ませる。
- 標準問題精講(数Ⅰ・A/Ⅱ・B/Ⅲ) 青学レベルの記述・誘導問題に慣れるための橋渡し役。
- 大学への数学 1対1対応の演習(青チャートで物足りない人向け) 解法の本質的な考え方を深めたい場合に有効。
- 青山学院大学の過去問(赤本など) 最低でも5〜7年分。マークシート・記述の配分や時間感覚に慣れることが合格点への最短ルート。
このルートのポイントは、「網羅型参考書で典型問題のストックを作る → 標準問題精講で誘導付きの記述問題に慣れる → 過去問で時間配分を体に覚え込ませる」という3段階構成にあります。青学理工の数学は奇問・難問よりも「典型問題をいかに早く正確に処理できるか」が問われる試験なので、新しい参考書に手を広げるより、上記のルートを2〜3周繰り返すほうが得点に直結します。
その他、知っておきたいポイント
- 理科との時間配分バランスに注意:数学は100分・理科は80分とそれぞれ独立した試験時間です。理科(特に物理)も範囲が広く描図問題が頻出のため、数学だけに偏った対策にならないよう全体のバランスを意識しましょう。
- 倍率の高い学科は要注意:情報テクノロジー学科・経営システム工学科は例年倍率が高くなる傾向があります。同じ理工学部内でも学科によって難易度・倍率が異なるため、併願先の学科選びも戦略のひとつです。
- 全学部日程との違い:個別学部日程(A・B方式)とは別に「全学部日程」もあり、こちらは数学70分・150点という、より短時間勝負の形式になります。個別学部日程とは時間配分の感覚が異なるため、両方を受験する場合はそれぞれ専用の演習が必要です。
PingPointなら、青山学院大学の対策に強みがあります
ここまで見てきたように、青学理工の数学は「範囲の網羅性」「100分という厳しい時間制約」「マークシートと記述の使い分け」など、一般的な対策本だけでは見えにくい独自の戦略が合否を分けます。さらにA方式・B方式のどちらを選ぶべきかは、得意科目や併願スケジュールによって受験生ごとに最適解が変わります。
PingPointは、数々の難関大学合格実績を積み上げてきた学習塾akamon labの監修のもと、特に明治大学・青山学院大学・関西大学の対策に確固たるノウハウを持つオンライン個別指導塾です。理系に強い講師陣が、青学理工のA方式・B方式どちらを選ぶべきかという戦略設計から、数学の弱点分野の洗い出し、過去問演習での時間配分トレーニングまで、完全マンツーマンで伴走します。
「自分はA方式とB方式のどちらが向いているのか分からない」「数学のどの分野から手をつければいいか分からない」という方は、ぜひ一度PingPointの無料体験授業で、あなたに合った青学理工対策を相談してみてください。
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