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[隠れ苦手」を克服するための学び方
2024.10.16

[隠れ苦手」を克服するための学び方

定期テストでは良い点数が取れるのに、実力テストや模擬試験になると急に成績が落ちてしまう…そんな経験をしたことはありませんか?実は、それは「隠れ苦手」が影響しているかもしれません。今回は、その「隠れ苦手」とは何か、そしてそれを克服するための具体的な方法について解説します。

隠れ苦手とは?

「隠れ苦手」とは、表面的には理解しているように見えても、実際には知識が定着していない状態を指します。具体的には、短期的な記憶に頼っているため、問題の形式が変わると答えられなくなってしまうことが多いのです。このような状況に陥りやすいのは、特にテスト直前に集中して勉強するスタイルの人です。彼らは、授業で学んだことを一時的に記憶し、テストでは結果を出すことができるものの、少し時間が経つとその知識がうまく使えなくなってしまいます。

この隠れ苦手を克服するためには、定期的な予習や復習、そして反復学習が非常に重要です。学んだことを長期的に記憶に定着させるためには、日常的な学習習慣を見直す必要があります。

模試の結果を正しく分析する

模試の結果は、合格可能性の判定だけを見ていると落とし穴に陥ることがあります。もちろん、合否判定は重要ですが、実際には単元ごとの出来や答案の分析がもっと重要です。結果だけを見て安心するのではなく、どのような問題でミスをしたのか、どこで理解が不足しているのかを見極めることが大切です。

例えば、模試を受けた後に、解答用紙を見返し、どの問題でミスをしたのかをしっかり確認してみましょう。漢字の間違いや計算ミス、単位の付け忘れなど、自分の弱点を把握することができます。こうした分析を行うことで、次回の模試や試験に向けた対策を立てやすくなります。

受け身の授業がもたらす影響

学校や塾での授業が受け身になっていると、せっかく学んだことも身につきません。主体的に学ぶためには、ノートの取り方を工夫することが有効です。単に板書を写すのではなく、先生の発言や重要なポイントをメモすることを心がけましょう。また、教科書の図や表をコピーして、自分なりの理解を深めるためのノートを作成するのも良い方法です。

受け身になってしまうと、記憶が短期的なものになり、問題を解くときにもその知識をうまく活用できなくなります。授業中は、自分の頭を使って主体的に考える姿勢を大切にしましょう。

分からないところを発見する方法

勉強を進める中で「どこが分からないのか分からない」と感じることもありますが、そんな時には以下の二つの方法を試してみてください。

方法1:自分でテストをする

まずは、問題集を手に取り、テストのつもりで解いてみてください。何も見ずに一気に解くことで、自分が解ける問題と解けない問題をすぐに見つけることができます。「分からないなぁ」と思った問題はその場で飛ばしても構いません。ただし、全く考えずに飛ばすのではなく、少し考えても解けない問題には印をつけておきましょう。こうすることで、自分の理解度を具体的に把握できます。

方法2:解き方を説明する

次に、解き方を他の人に説明してみることです。自分が理解していることを他人に説明できる場合、それは確かな知識として定着しています。しかし、説明できない場合は、その部分が理解できていない証拠です。例えば、部活動でのルールを説明できるかどうかで、自分の理解度を測ることができます。このように、自分の理解を確認するための方法として有効です。

実践編:勉強で分からないところが分からないを解決する3ステップ

では、具体的にこの2つのテクニックをどのように活用すれば良いのでしょうか。以下のステップを参考にしてみてください。

ステップ1:問題集をテストのつもりで解く

まず、問題集を使ってテストのつもりで解いてみます。解答を見ずに実施することで、自分の苦手な分野を見つけることができます。

ステップ2:基礎知識を固め直す

問題集を解いて、ほとんどの問題が解けなかった場合は、基礎知識を再確認する必要があります。特に、自分が何に困っているのかを把握し、基礎からやり直すことが重要です。

ステップ3:実践問題に取り組む

基礎を固めたら、次は実践問題に取り組みます。具体的には、模試の問題や過去問を使って、実際にどれだけ知識が活用できるかを試してみましょう。

「隠れ苦手」を克服するために

「隠れ苦手」は、学んだことが定着していないために起こります。定期テストで点数が取れるのに、実力テストや模擬試験で苦戦することが多いのは、そういった知識が活用できていないからです。日常的に授業を主体的に受けることで、こうした問題を少しずつ克服していくことができるでしょう。

また、模試や定期テストの結果をただ受け入れるのではなく、積極的に分析し、自分の苦手を明確にすることで、次の試験に向けた準備を整えていきましょう。主体的に学ぶ姿勢を持つことで、成績向上への道が開けます。

これらのテクニックを実践しながら、日々の学習を充実させ、隠れ苦手を克服していきましょう!