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防衛大学校の合格を目指すための学習ポイント
2024.09.20 |国公立,

防衛大学校の偏差値を目指すための学習ポイント

夏休みが終わり秋に近づき防衛大学校の入試が近づいています。この大学は一般の大学とは異なり、学力試験に加えて小論文や口述試験、身体検査などの多面的な選抜が行われるため、幅広い能力が求められます。ここでは、特に学力面で重要なポイントに焦点を当て、英語、数学、国語それぞれの対策方法を解説します。

英語の学習ポイント:文法と長文の攻略

防衛大学校の英語では、文法問題と英語長文の問題が主に出題されます。文法は標準的な難易度ですが、長文問題では難しいテーマが扱われることが多く、理解力が試されます。そのため、まずは文法をしっかりと習得することが重要です。防衛大学校では英語が合否を左右するともいわれているほど重要な科目になります。

教科書や参考書で基礎的な文法を学び直し、過去問や問題集でアウトプットを繰り返しましょう。特に並び替え問題や空所補充問題では、正確な文法の知識が求められます。並び替え問題に対しては、文の構造を理解した上で、文法ルールに基づいて正しい順序に並べる練習を行いましょう。

一方、英語長文の対策では、「精読」の力を養うことが不可欠です。単に文章をざっと読むのではなく、1文1文をしっかりと理解し、文脈や指示語のつながりを意識しながら読み進める力をつけましょう。日々の学習で、少なくとも1日1題は長文問題に取り組むようにし、難易度の高い長文にも慣れていくことが大切です。

数学の学習ポイント:基礎力の徹底

防衛大学校の数学は、基礎から標準レベルの問題が中心となっており、難易度はそれほど高くありません。しかし、幅広い範囲から出題されるため、どの分野にも弱点を残さないことが大切です。

まずは教科書にある典型的な問題を自分で解けるようにしましょう。特に苦手な単元があれば、基礎から再度学習し、理解を深めておくことが重要です。基礎を固めた後は、標準レベルの問題集を繰り返し解き、様々な問題に対応できる力を養ってください。

防衛大学校の数学では、複雑な計算や高度な応用問題よりも、基本的な考え方や計算力が問われることが多いので、基礎力の徹底が合格への近道となります。

国語の学習ポイント:古文・漢文の対策

防衛大学校の国語では、現代文に加えて古文と漢文が出題されるため、これらの対策を疎かにすることはできません。特に、古文や漢文では文法の理解が非常に重要です。文法を正確に把握していないと、文章の意味を正確に読み取ることができないため、まずは基礎文法をしっかりと復習しましょう。

文法を学んだ後は、問題集を使って実際に古文や漢文を読解する練習を行います。多くの問題に触れることで、文章全体の流れを理解し、読み取りのスピードと精度を向上させることができます。

防衛大学校の偏差値に差が生じる理由

防衛大学校の偏差値は、予備校ごとに異なる場合があります。その理由として、小論文や口述試験、身体検査など、学力試験では測れない科目が入試に含まれていることが挙げられます。これらの試験は、学生の総合的な適性を評価するものであり、偏差値のみで判断することが難しい側面があります。

また、防衛大学校の試験日程が早いため、入試慣れを目的に受験する学生が多く、合格者のレベルが高くなる傾向もあります。試験自体はそれほど難易度が高くないものの、日程の早さゆえに、優秀な受験生が集まりやすくなっているため、偏差値にばらつきが見られることがあります。

端的に言うと偏差値という画一的な指標だけでは測ることができない大学であると言えます。

防衛大学校の魅力と特徴

防衛大学校は、幹部自衛官を育成するための専門教育機関であり、他の大学とは異なる特徴を持っています。学生は国家公務員としての待遇を受け、学費が免除されるだけでなく、毎月給与が支給されるため、経済的な負担が少ないことが魅力です。

また、防衛学や軍事訓練といった専門性の高い教育を受けることができる点も大きな特徴です。卒業後は自衛官として任官することが前提となっているため、将来のキャリアを明確に意識した学生生活を送ることができるでしょう。

終わりに

防衛大学校に合格するためには、英語、数学、国語それぞれの基礎をしっかりと固めることが不可欠です。特に英語の長文問題や数学の基礎力は、日々の積み重ねが重要となります。また、古文や漢文の対策も怠らず、総合的な学力を養っていきましょう。防衛大学校は、学費の免除や独自の教育環境など、多くの魅力を持つ学校です。しっかりと準備を整え、合格を目指してください。