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進学校の定義とは?高校のレベルはどうやって見分ける
2024.08.24

進学校の選び方:進学実績だけに頼らない視点

志望校を選ぶ際に、進学校であるかどうかを重視する学生や保護者は少なくありません。しかし、進学校とは具体的にどのような学校を指すのでしょうか?今回は、進学校の定義や特徴について、さらに志望校選びのポイントについて詳しく解説します。

進学校の定義とは?

進学校という言葉は、必ずしも明確に定義されているわけではありませんが、一般的には大学への進学実績が高い学校を指します。公立高校や私立高校を問わず、進学率が高いことが主な特徴です。進学率とは、卒業生のうちどれだけの割合が大学や短期大学に進学したかを示す指標であり、この数値が高い学校が進学校とされます。

大学進学率は年々上昇しており、現在では約6割の学生が大学や短期大学に進学しています。このような背景から、進学校の基準や呼称も時代と共に変化してきました。最近では、進学校は以下の4つのタイプに分類されることが多いです。

進学校の4つのタイプ

  1. なんちゃって進学校 進学実績や進学先の偏差値があまり高くない学校を指します。進学率が低いものの、大学受験の準備を進める学校が該当します。
  2. 自称進学校 進学率は7割から8割程度ですが、難関大学への合格者はほとんどいません。このタイプの学校では、受験指導が学生のニーズと合わないことがあり、過度な宿題や補習がかえって学生の自主学習時間を圧迫してしまう場合があります。
  3. 進学校 進学率がほぼ100%で、MARCHレベルの大学や早慶といった難関私立大学への合格者が多い学校です。授業の質が高く、進学実績も安定しています。
  4. 超進学校 難関大学への進学率が非常に高く、特に東大や京大といった旧帝大への合格者が多いのが特徴です。授業スピードが速く、学生が自主的に学習する環境が整っています。

進学校や超進学校に通うメリット

進学校や超進学校には、多くのメリットがあります。特に以下の点が挙げられます。

  1. 充実したカリキュラムと進度の速さ 高い進学率を誇る学校では、カリキュラムが充実しており、授業の進度も速いです。高校3年生になる前に受験範囲を終えることで、受験対策に専念する時間が確保されます。
  2. 高い学習意欲と良い学習環境 周囲の学生の学力やモチベーションが高いため、自然と学習意欲が高まり、良い学習環境が形成されます。競争心が刺激され、将来を見据えた勉強に集中することができます。
  3. 豊富な大学受験情報 進学校では、受験に関する情報が豊富です。受験対策のノウハウや参考書の選び方など、有益な情報を同級生や教師から得ることができ、効率的な学習が可能となります。

進学校や超進学校のデメリット

一方で、進学校や超進学校にはいくつかのデメリットも存在します。

  1. 課題の多さと時間の制約 進学校では毎日のように多くの課題が出されることがあり、これが学生のニーズに合わない場合、時間の無駄になることがあります。また、部活動や習い事に割く時間が減ることもあります。
  2. 学力の格差 高い学力を持つ学生が集まるため、授業についていけなくなる学生も少なくありません。このような場合、成績が低下することがあり、心理的なプレッシャーが増すこともあります。
  3. その他の制約 進学校では、アルバイトが禁止されていることが多く、社会経験を積む機会が制限されます。また、髪染めやメイクが禁止されていることも多く、個人の自由が制約される場合があります。

志望校を選ぶ際のポイント

進学校や超進学校を目指す際には、単に進学率や合格実績だけでなく、自分に合った学校を選ぶことが重要です。自分の学力や将来の目標に合った学校を選ぶことで、進学後のストレスを軽減し、より良い学習環境を享受することができます。

進学校を選ぶ際には、授業の質や進度、周囲の学習環境、さらには自分の学力や学習スタイルとの相性をしっかりと見極めることが大切です。特に、自分の学力が平均よりも下回る場合、進学校に入ることがかえってプレッシャーとなり、学力向上の妨げになることもあります。ですから、自分に最適な学習環境を提供してくれる学校を選ぶことが、成功への第一歩と言えるでしょう。