理系・文系それぞれにおける大学院進学のメリット・デメリット
2025.06.27
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理系・文系それぞれにおける大学院進学のメリット・デメリットを以下に整理して説明します。大学院は「進学=正解」ではなく、個人の目的や将来像に合致しているかどうかが最重要です。
🔬 理系:大学院進学のメリット・デメリット
✅ メリット
項目 |
説明 |
専門性の深化 |
特定分野の専門知識・研究スキルを高められる。就職でも武器になる。 |
就職の幅が広がる |
技術職・研究職などで「院卒以上」が応募条件の企業も多い。 |
初任給・待遇が良い |
大卒より基本給が高く、昇進のスピードも速いことがある。 |
自己成長 |
論理的思考力・課題解決力・プレゼン力などが鍛えられる。 |
アカデミアへの道が開ける |
博士進学・研究者としてのキャリアの第一歩となる。 |
❌ デメリット
項目 |
説明 |
学費と時間の負担 |
2年間で数百万円の学費+機会費用(2年分の給料)も。 |
専門が狭くなる |
幅広い仕事より「専門特化」が求められるキャリアに。 |
博士へのプレッシャー |
研究が楽しくなっても、博士進学は生活や就職で高リスク。 |
学部生より年齢が上がる |
企業によっては「年齢に対する経験不足」と見られることも。 |
📚 文系:大学院進学のメリット・デメリット
✅ メリット
項目 |
説明 |
専門知識の習得 |
社会学・国際関係・教育・哲学などを深く学べる。 |
論理的思考力・調査力の向上 |
レポート・論文作成を通じて、思考の精度が上がる。 |
教職・公務員対策として有効 |
教育職や専門職公務員へのステップとなる場合あり。 |
アカデミアへの準備 |
博士課程→大学教員を目指す人には不可欠。 |
海外進学・留学の準備 |
国際系・政策系では大学院が「標準ルート」なことも。 |
❌ デメリット
項目 |
説明 |
就職が不利になるケースも |
一般企業では「年齢が上がった学部生」と見られがち。 |
学費・時間のリターンが少ない |
就職に直結しないと、コスパが悪いと感じやすい。 |
博士進学のハードルが高い |
教員・研究職を目指してもポストが少なく非常に狭き門。 |
モラトリアム化しやすい |
「やりたいことがないからとりあえず進学」が失敗のもと。 |
🎓 理系・文系それぞれに共通する判断基準
チェック項目 |
YESなら進学の価値あり! |
研究や学問が心から好きか? |
興味が強ければ苦労も成長に変わる。 |
専門性を活かしたい就職先があるか? |
明確な進路があれば進学が武器になる。 |
大学院でしか得られないスキルが必要か? |
研究職・政策職などは必要条件。 |
指導教員・研究室の環境が良いか? |
進学後の満足度を大きく左右する。 |
経済的な準備ができているか? |
奨学金・学費・生活費の見通しも必要。 |
✍️ 進学後の未来を描くのが最も大事
進学は、「現状逃避」ではなく「目的のための手段」であるべきです。
- ✅ 将来〇〇の職業に就きたい → そのために修士で△△を研究
- ✅ 今のうちに研究力を高めておきたい → 社会に出て応用したい
- ❌ なんとなく就活が嫌 → とりあえず院に逃げよう
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