東京科学大学:令和10年度(2028年度)入試変更点
東京科学大学で入試形式が大幅変更されます
第2段階選抜での配点比率が変更
共通テストと個別(大学)試験の配点比率
第2段階選抜において、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)と個別試験の配点比率が「1:5」となり、共通テストの得点が学力検査の成績に含まれる形で合否判定に用いられます。これは令和10年度入試から適用されます。
共通テストの点差が加点される
従来は共通テストが主に第1段階選抜(足切り)のみ用いられていました。合否判定では大学独自試験の得点のみでしたが、今回の変更により、共通テストの得点が最終合否に直接影響する点が制度上の大きな変化となります。
個別試験(大学独自試験)の科目・試験時間の変更
試験時間の短縮
- 数学:試験時間が180分→150分に短縮されます。
- 理科(各科目):物理・化学・生物の各科目が120分→90分に短縮されます。
英語の試験時間については変更がない旨が示されています。
生物が選択可能に(生命理工学院のみ)
生命理工学院に限り、理科の選択肢が変更され、化学は必須で、もう一科目として物理または生物を選択可能となります。その他の学部・学科では従来どおりの選択体系で生物は選択できません。
変更点
- 共通テストが合否に含まれるようになった
- 数理の二次試験時間短縮
- 生物選択可

共通テストでのみ扱われる科目について
国語・地歴公民・情報
- 共通テストには国語・地歴公民・情報など、二次試験で直接用いられない科目も含まれます。共通テストの得点が合否に反映されることで、これらの科目の得点も最終判定に影響を与えます。
- 国語30点、社会と情報は15点
- 数理のみできればいいという東工大時代のシステムは終了しつつある
二次試験(個別試験)重視の姿勢は変わらず
個別試験の配点が依然として大きいことから、二次試験の主要科目(数学・理科・英語リーディング等)での得点確保が重要でしょう。共通テストの得点が加わることで総合得点の構成が変わる一方、個別試験の配点比が高い点は維持されるため、二次試験の成績が合否に与える影響は依然として大きいです。
東工大時代は共通テストで点を稼ぐ意味がなかったため、共通テストの点が高いと逆に東工大(科学大)を受けると損する気がするという、不思議な悩みが受験生たちにありましたがこれは無くなりました。
まとめ
- 令和10年度入試から共通テストと個別試験の配点比が1:5となり、共通テストの得点も合否判定に含む
- 数学の試験時間は180分→150分、理科は各120分→90分に短縮
- 生命理工学院では化学必須+物理または生物の選択が可能に
- 共テが合否に含まれる点は大きな変更であるが、個別試験の配点が依然として大きいため、二次試験の主要科目の得点確保が重要
- 東工大から続いた数理特化国立が徐々に崩れつつある