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大学受験 コラム

早慶・GMARCH附属校の推薦入試の仕組みを解説!

早慶GMARCH附属校の推薦入試の仕組みを解説|学部振り分け・他大学受験の可否まで

「附属校に入れば自動的にその大学へ進学できる」と思われがちですが、実際の内部進学(推薦入試)には大学ごとに細かなルールがあります。学部・学科の振り分け方法、成績基準、他大学受験との併願可否など、知らないまま入学すると「想定と違った」という事態になりかねません。

本記事では、首都圏私立難関大である早慶GMARCHの附属校推薦制度を大学別に詳しく整理し、同ランク大学で受験時に併願校となるケースが多い上智・東京理科大・日本大学についても補足します。

附属校推薦とは?基本の仕組み

附属校(系属校・系列校を含む)からの推薦入試は、一般的に高校3年間の成績(評定平均・定期試験順位)、各種テスト(基礎学力到達度テストなど)、生活面の評価を総合し、上位者から希望学部を選択していく仕組みです。大学ごとに以下のような違いがあります。

  • 学部振り分けの基準(評定/テスト/総合点)
  • 推薦取り消しになる成績ライン
  • 推薦を保持したまま他大学受験できるかどうか

早稲田大学の附属校・系属校推薦

早稲田大学には「附属校(早稲田大学高等学院・本庄高等学院)」と「系属校(早稲田実業・早稲田高校・早稲田佐賀・早稲田摂陵など)」があります。推薦率はほぼ100%ですが、学部振り分けは厳しい競争です。

学部・学科の振り分け方法

  • 高校3年間の評定平均・定期試験順位を主軸に算出
  • 人気学部(政治経済・法・国際教養・先進理工など)は上位者から埋まる
  • 早稲田実業は文系・理系で別枠、早大学院は理工系学部の枠が比較的多い

成績不振による推薦取り消し

単位不認定・素行不良があれば推薦取り消しの対象となります。早大学院・本庄では一定基準の評定を満たさないと希望学部を選べないケースがあります。

推薦保持での他大学受験

原則として国公立大学のみ併願可能(学校により細則あり)。私立大学の一般入試との併願は基本的に認められず、受験すれば推薦資格を失います。

慶應義塾大学の附属校推薦

慶應義塾には「慶應義塾高校(塾高)」「慶應義塾志木」「慶應義塾湘南藤沢(SFC高)」「慶應義塾ニューヨーク学院」「慶應義塾女子」があります。推薦進学率は約99%と非常に高水準です。

学部・学科の振り分け方法

  • 3年間の評定平均(全科目)で席次を決定し、上位者から学部を選択
  • 医学部は別枠で各校に少数の推薦枠(塾高約22名、志木約7名、女子約5名、SFC約7名 ※年度により変動)
  • 法学部・経済学部・商学部の枠が多く、文学部・理工学部も安定的に確保

成績不振による推薦取り消し

単位不足・留年で推薦資格を失います。学部選択の自由度は席次に直結するため、定期試験の取り組みが極めて重要です。慶應は高校時点で留年があり、成績が悪すぎると進級できません。

推薦保持での他大学受験

他大学の受験は原則不可。慶應推薦を辞退する形でなければ外部受験はできません。医学部志望で他大医学部を受ける場合も推薦放棄が前提となります。

明治大学の附属校推薦

附属校は「明治大学付属明治(明大明治)」「明治大学付属中野」「明治大学付属八王子(旧・中野八王子)」の3校。推薦率は明大明治が約90%前後、中野・八王子は約70〜80%です。

学部・学科の振り分け方法

  • 高校3年間の評定+実力テスト+英語外部試験の総合点で席次決定
  • 政治経済・商・経営・情報コミュニケーションなど人気学部は上位者で枠が埋まる
  • 明大明治は10学部すべてに枠あり、中野・八王子は学部別枠数が異なる

推薦保持での他大学受験

国公立大学および明大にない学部(医・歯・薬など)は併願可能。私立大学の併願は原則認められません。

青山学院大学の附属校推薦

附属校は「青山学院高等部」。推薦進学率は約85%程度です。

学部・学科の振り分け方法

  • 高校3年間の評定平均+英語外部試験(GTEC等)+実力テストの総合評価
  • 国際政治経済・総合文化政策・経営など人気学部は上位者から決定
  • 理工学部・社会情報学部も枠あり

推薦保持での他大学受験

国公立大学のみ併願可。私大の一般入試との併願は不可です。

立教大学の附属校推薦

附属校は「立教池袋」「立教新座」。推薦進学率は約80〜90%です。

学部・学科の振り分け方法

  • 高校3年間の評定平均+校内テスト+英語外部試験で席次決定
  • 経営・異文化コミュニケーション・社会・経済が人気で枠が早く埋まる
  • 理学部の枠も確保されている

推薦保持での他大学受験

国公立大学および立教にない学部(医・薬など)は併願可能。それ以外の私大併願は原則不可です。

中央大学の附属校推薦

附属校は「中央大学附属」「中央大学附属横浜」「中央大学高校」「中央大学杉並」。推薦進学率は85〜90%前後です。

学部・学科の振り分け方法

  • 高校3年間の評定+実力テストの合計点で席次決定
  • 看板の法学部は人気が集中し、上位層でないと厳しい
  • 商・経済・総合政策・国際経営・国際情報なども枠あり
  • 理工学部の枠も各校に確保

推薦保持での他大学受験

中央大学は他大学併願に比較的寛容で、国公立・私立を含めて推薦を保持したまま他大学を受験できる制度があります(学部・年度により細則あり)。GMARCHの中では最も柔軟と言われます。

法政大学の附属校推薦

附属校は「法政大学高校」「法政大学第二」「法政大学国際」。推薦進学率は約85〜90%です。

学部・学科の振り分け方法

  • 3年間の評定+実力テスト+英語外部試験の総合点で席次決定
  • グローバル教養(GIS)・経営・法・社会学部などが人気
  • 15学部すべてに枠が用意されている

推薦保持での他大学受験

国公立大学および法政にない学部は併願可能。私大の一般入試併願は原則不可です。

上智大学・東京理科大学・日本大学について

上智大学

上智大学には純粋な附属校は存在しません。ただし「上智大学推薦校(カトリック系列校など)」「上智福岡」「静岡サレジオ」などのカトリック高校から指定校推薦枠が存在します。一般入試・公募推薦・カトリック推薦・海外帰国生入試などが中心です。

東京理科大学

東京理科大学にも附属校はありません。「東京理科大学諏訪短大」など系列の専門教育機関はありますが、内部進学型の附属高校制度はなく、一般入試・学校推薦型選抜・総合型選抜が入試の中心です。

日本大学

日本大学は全国に26校の附属・系属校を有する最大規模の附属校網を持ちます。進学方法は独特で、年3回実施される「基礎学力到達度テスト」の成績と高校3年間の評定をもとに、希望学部・学科を選択します。医学部・歯学部・薬学部などは別途学力基準が高く、付属校内でも上位層でないと進学できません。他大学受験との併願は学部により可否が異なります。

大学別 比較表

大学 学部振り分け基準 他大学受験 推薦進学率
早稲田 評定+順位 国公立のみ可 約100%
慶應 評定(席次方式) 原則不可 約99%
明治 評定+実力テスト+英語 国公立・他学部可 約70〜90%
青山学院 評定+英語+テスト 国公立のみ可 約85%
立教 評定+校内テスト+英語 国公立・他学部可 約80〜90%
中央 評定+実力テスト 比較的寛容(私大も可の場合あり) 約85〜90%
法政 評定+テスト+英語 国公立・他学部可 約85〜90%
日本大学 基礎学力到達度テスト+評定 学部による 約60〜70%

※年度・学校により制度は変動します。特に付属校は多岐にわたり、それぞれの学校で細かなルールがあります。最新情報は必ず各校公式資料をご確認ください。表はあくまで目安として、ご参考程度に活用にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 附属校に入れば必ず希望学部に行けますか?

A. いいえ。多くの大学で「席次方式」のため、人気学部は上位の生徒から枠が埋まります。希望学部に進むには高校での継続的な努力が必須です。

Q. 成績が悪いと推薦自体がもらえないことはありますか?

A. あります。単位不足・赤点放置・素行不良で推薦資格を失うほか、早稲田・慶應・明治などでは一定の基準を満たさないと希望学部選択ができないケースがあります。

Q. 推薦を保持したまま東大や医学部を受けられますか?

A. 多くの大学で「国公立大学のみ併願可」となっており、東大や国公立医学部の受験は可能です。慶應は原則不可、中央は比較的寛容、明治・立教・法政は自大にない学部の私大併願も認められる場合があります。

Q. 附属校に入った後、どんな勉強をすべきですか?

A. 定期試験対策が最重要です。さらに英語外部試験(GTEC・英検)や校内実力テストへの対策も合否を分けます。

まとめ

  • 附属校推薦は「入れば終わり」ではなく、3年間の成績競争がそのまま学部選択に直結する
  • 人気学部に進みたければ、入学直後から定期試験対策が必須
  • 他大学受験との併願ルールは大学ごとに大きく異なる(慶應は厳しく、中央は柔軟)
  • 上智・東京理科大には附属校はなく、日大は基礎学力到達度テストが鍵

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