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志望校はいつまでに決めるべき?受験勉強を有利に進めるための戦略ガイド
2025.06.08

 


志望校はいつまでに決めるべき?受験勉強を有利に進めるための戦略ガイド

大学受験に向けた第一歩として、多くの高校生が悩むのが「志望校をいつ決めるべきか」という点です。進路選択の時期は、単に目標を定めるだけでなく、その後の勉強方法や受験戦略にも大きく影響します。

この記事では、志望校を決める最適な時期とその決定までにやっておくべきこと、さらに併願校の選び方や、志望校選定のNG例などについても詳しく解説します。


なぜ志望校を早めに決めるべきなのか?

志望校を決定することは、単なる「受験校リスト」の作成にとどまりません。目標が明確になることで、勉強の計画を立てやすくなり、日々の学習に意味や意義を感じやすくなります。

また、大学によって入試科目や出題傾向が大きく異なるため、早めに志望校を決めることで、無駄のない効率的な勉強が可能になります。


志望校を決めるタイミングの目安は?

志望校の決定は、高校2年生の冬を目安にするのが一般的です。なぜなら、この時期から受験対策が本格化するからです。

高校2年生の終わりまでに志望校の方向性が定まっていれば、選択科目や模試の結果を踏まえた戦略的な勉強がしやすくなります。

ただし、「絶対にこの大学に行きたい」と強く思える学校がなかなか見つからない人もいるでしょう。その場合でも、「文系か理系か」「国公立か私立か」などの進路の軸だけでも決めておくと、迷いなく勉強を進められます。


志望校を決める前にやっておくべきこと

1. 情報収集を丁寧に行う

最初は有名大学や友人が目指している大学でも構いません。気になる大学をインターネットで調べ、公式サイトや口コミ、資料請求などを活用して情報を集めましょう。

可能であれば、大学のオープンキャンパスに参加するのもおすすめです。現地でキャンパスの雰囲気や学生の様子を見ておくことで、志望校に対するイメージが明確になります。

2. 日々の勉強をおろそかにしない

志望校が決まっていなくても、基礎学力を固めておくことは重要です。授業の予習・復習を怠らず、模試や定期テストで自分の実力を測っておくことで、選択肢を広く保てます。

偏差値は志望校選定の際のひとつの指標になります。早い段階から成績を上げておくことで、より上位の大学を目指せる可能性も高まります。


第一志望校の決定時期と併願校の戦略

第一志望はいつ確定するべきか?

理想は高校3年の1学期中に第一志望校を確定させておくことです。推薦入試を狙う場合は、夏〜秋の出願スケジュールに間に合うよう、もっと早い決定が必要です。

私立大学志望者は12月頃から出願が始まるため、年内には受験校すべてを決めておきたいところです。特に地方から都市部の大学を受ける場合、受験のための宿泊手配などの準備も必要になります。

併願校の決め方とその重要性

併願校を早めに決めるメリットは、受験スケジュール全体を明確にできる点です。入試科目や出題傾向を志望校と合わせることで、勉強効率を高めることができます。

「第一志望に合格できなければ浪人する」と考える人も、できれば併願校を複数設定しておくことをおすすめします。滑り止めに合格していれば、浪人の有無に関わらず精神的な余裕を保てます。


志望校選びのヒント:自分に合った大学を見つける方法

1. 自分の将来の夢から逆算する

まずは、自分が将来何をしたいのかを考えましょう。具体的な職業が決まっているなら、その職業に必要な資格やスキルを学べる学部・学科を調べましょう。

たとえば、医師を目指すなら医学部、エンジニアなら工学部など、目的に応じて進学先が決まってきます。

2. 興味・関心のある分野を掘り下げる

将来の夢がまだ明確でない場合は、「好きなこと」や「興味があること」から大学選びを始めてみましょう。たとえば、アニメや漫画に興味がある人なら、そうした文化を学べる学部も存在します。

興味のあるテーマを深く学べる大学を探すことで、自然とやる気も高まり、志望校選びもスムーズになります。

3. オープンキャンパスに参加する

気になる大学には、積極的に足を運びましょう。教員の話を聞いたり、学生と交流したりする中で、大学のリアルな雰囲気を知ることができます。

オープンキャンパスは定員制のことも多いため、申し込み開始時期を確認し、早めの行動を心がけましょう。


就職実績・卒業後の進路もチェック

大学選びで意外と見落としがちなのが、就職実績です。大学のパンフレットや公式サイトでは、卒業生の進路が詳細に紹介されていることが多いので、自分が目指す業界に強い大学かどうかもチェックしましょう。

特に、就職先に明確な希望がある人は、過去にその企業へ就職した実績がある大学かどうかを見るとよいでしょう。


周囲の意見も参考にしよう

最後に、志望校を決める上では、自分一人で考え込まず、信頼できる先生や先輩のアドバイスを聞くことも大切です。彼らの経験談から、自分では気づけなかった視点を得られることもあります。

相談する際には、自分の希望や悩みを具体的に伝えることがポイントです。「なんとなく決められない」ではなく、「この分野に興味があるけど学部が決められない」といった形で話すと、より実践的なアドバイスがもらえるでしょう。


志望校選びで避けたいNG行動

以下のような決め方は、後悔のもとになる可能性が高いので要注意です。

  • 名前やブランドだけで決める
  • 周囲の意見だけで決める(親や友人の勧めなど)
  • 自分の興味や希望を無視する
  • 情報収集を怠る
  • 試験科目の簡単さだけで選ぶ

大学は人生の数年間を過ごす大切な場所。将来のキャリアにも大きく関わるからこそ、自分の価値観や将来像にしっかりと向き合って選びたいところです。


まとめ:志望校選びは早めに、丁寧に

志望校をいつ決めるかは、受験生活全体の質を左右する重要な分岐点です。高2の終わりまでに方向性を定め、情報収集と基礎学力の向上に努めましょう。

志望校は途中で変わってもかまいません。大切なのは、自分の目指す未来に向かって、今何をすべきかを自覚することです。自分自身の納得感を大事にしながら、後悔のない選択をしていきましょう。