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小5から中学受験をスタートするデメリット
2024.06.07

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小5から中学受験をスタートするデメリット

はじめに

中学受験のスタート時期について、多くの中学受験の大手塾は小4から始めるのが良いと推奨しています。しかし、小5からスタートすることも少なくありません。ここでは、小5から中学受験を始めるデメリットについて考えてみます。

過度な学習負担

小5からいきなり中学受験生のルートに乗せられると、親子ともにある日突然猛勉強が始まるという感覚に襲われます。この急な変化は、勉強に対する過度な集中や負担を引き起こし、ストレスを感じることが多いでしょう。

中学受験塾の宿題は学校の宿題とは異なり、膨大な量があります。相手が小学生なので自分で自己学習をさせるというよりも徹底管理するケースがほとんどになります。このため、常に宿題に追われるような気分になり、ストレスが増大します。小4から徐々に勉強のリズムを作る方が良いかもしれません。

超難関校への遅れ

超難関校を目指す場合、小5スタートではすでに遅れを取っていることが多いです。小5で入塾すると、まず塾に慣れることが先決であり、難関校対策に取り組む余裕がないことが多いです。一方、同級生はすでに高いレベルで学習を進めており、彼らの学習貯金はかなり貯まっています。これに追いつくには相当な努力とポテンシャルが必要です。

競争力の低下

早期から受験勉強を始めた生徒は、すでに模試を何度も経験し、周囲の生徒よりも良い成績をとるが中学受験の攻略法だと気づいています。小5から始める場合、テスト経験値が少なく、そのため低偏差値に悩むことが多いです。このため、勉強の面白みを感じず、どうせ低い成績だからと思ってしまう可能性があります。

本人のやる気に左右される

中学受験を本人が強く希望していない場合、小5からのスタートはお勧めできません。本人の意思が低い場合、親が無理に始めさせても長続きしないことが多いです。親が希望する場合は、小3~4年生から塾生活を当たり前にする作戦が効果的です。早期に塾生活に慣れていることで、自然と学習習慣が身に付きます。

親の負担増大

小5からスタートすると、親も大変です。突然、膨大なタスクが降りかかり、スケジュール管理、学力状況の把握、お弁当作り、送迎、やる気を引き出す声掛け、勉強できる環境づくりなど、多くのことをこなさなければなりません。初めの数か月は、親もいっぱいいっぱいになりがちですが、4か月くらいすると徐々に慣れてリズムが掴めるようになります。

まとめ

小5から中学受験をスタートすることには多くのデメリットがありますが、だからといって不可能ではありません。限られた時間の中で効率の良い勉強方法を身につけ、適切な塾選びと志望校選びをすることで、成功の可能性は十分にあります。小5からのスタートを考えている方は、最初の1学期を勝負と考え、学習習慣をしっかり身につけることが重要です。