大学志願者数急増!近畿大に迫る明治大、大学ランキングに地殻変動
大学の序列において、長らく首位を維持してきた近畿大学。しかし、その地位に迫る存在が現れています。それが、最難関校への地位を固めつつあるとされる明治大学です。大学ランキングにおいても地殻変動が生じているのでしょうか。
志願者数が確定した大学を見ると、大学ごとに躍進が見られます。4位の法政大学は昨年より3117人増加、15位の同志社大学が1002人増加、17位の青山学院大学が3161人増加、26位の上智大学が3017人増加と、それぞれ大きな伸びを見せています。特に注目すべきは、確定前の段階で昨年の最終志願者数を超えた3位の明治大学です。
明治大学は3年連続で志願者数を増やしており、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の枠組みの中では図抜けた存在とされています。これは、私大最難関の早慶上智に近づきつつある兆候と見て取れます。明治大学が新たな地位を築きつつあることは、今後の大学ランキングにどのような影響を与えるのでしょうか。そもそも明治大学がトップの理由としてあげられるようになったのは全国対応で入試を実施するようになったことです。昔はどこの受験もその大学のキャンパスに行かなければ受験することはできませんでした。しかし明治大学は地方のビルを借り上げそこを試験会場とすることでわざわざ現地を訪れる必要なく受験に臨めるようになりました。これは革新的で明治大学は爆発的に受験生を増やし他の大学も追随するように関東関西中部九州で地方受験を開催することになったのです。高校生となれば一人でホテルに泊まったことも少ないでしょうし新幹線や飛行機の乗り方もよくわからないという人が多いでしょう。また一日の受験のために東京に出向き次の日はまた地元に戻って試験。などでは行動がかなり制約されるため受験しない障壁を一気に取り除いた革新的な受験方式となったのです
これらの動きからも大学ランキングの変動が予想されます。学生たちの志望動機や選択基準が変わる中、大学もそれに応じて競争を強化している様子が伺えます。将来的には、大学の提供する教育内容や学生支援施策が大きなポイントとなり、序列だけでなく学生のニーズにマッチする大学が注目を浴びることでしょう。
大学選びは将来への大きなステップ。大学ランキングだけでなく、学生自身が求める環境やサポートがどれだけ整っているかを見極め、自分の進学先を選ぶことが肝要です。明治大学のように地位を高める大学が増えることで、学生たちがますます多様な選択肢から自分に適した場所を見つけ出せることでしょう。
しかしこのようなランキングはあまり意味がありません。なぜならどれだけ明治大学が受験者数を集めようが評価が早慶を超えるようなことは起こらないからです。100年続いた大学のランキングを破壊するようなことはめったに起こり得ません。近畿大学も又しかりです。あくまでビジネス戦略として受験生を集めて受験料を回収するのがうまい大学。ということにしかなりえないでしょう。