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大学受験直前期の過ごし方:成功をつかむための秘訣と注意点
2025.01.08

大学受験直前期の過ごし方:成功をつかむための秘訣と注意点

受験直前期になると、多くの受験生は「もっと勉強しなきゃ!」という焦りを感じるものです。しかし、この大事な時期だからこそ、ただがむしゃらに勉強するのではなく、やるべきことと避けるべきことを見極めることが重要です。ここでは、受験直前期に後悔しないためのポイントを、わかりやすくお伝えします。


1. やりがちなミスを回避しよう:直前期に避けるべきこと

1-1. 新しい参考書や問題集に手を出す

直前期に新しい参考書や問題集を始めるのは、あまりおすすめできません。この時期は、これまで使ってきた教材を深く掘り下げる方が効果的です。

新しい教材に取り組むと、過去に解いた問題や学んだ内容の復習が十分にできず、同じようなミスを繰り返すリスクがあります。加えて、すべての内容を理解し終える前に試験日を迎える可能性も高いです。新しい教材を手に取る衝動をぐっと抑え、今まで取り組んできた教材を何度も繰り返しましょう。

1-2. アウトプット偏重の学習

過去問や問題集を「解くだけ」で終わらせてしまうのは大きな落とし穴です。確かに問題を解くことは大事ですが、それ以上に大切なのは、間違えた問題をきちんと復習し、理解を深めることです。

例えば、過去問で低得点だった部分は、自分の弱点が浮き彫りになるチャンスです。その分野の基礎知識や考え方を復習することで、弱点を克服し、本番での得点力を上げられます。問題を「解いて満足」ではなく、「解いて学ぶ」姿勢を持つことが重要です。

1-3. 最新の過去問を温存する

「最新の過去問は本番直前まで解かない」という考え方は一見合理的に思えますが、実際には非常に危険です。最新の過去問は、その大学の直近の出題傾向を最もよく反映している貴重な資料です。早めに取り組むことで傾向を把握し、対策を練る時間を確保しましょう。

温存した結果、試験直前に解いて「例年と出題形式が違った」と気付いたとしても、残された時間では対応が間に合いません。過去問演習は計画的に進めることが大切です。


2. 直前期に全力を尽くす:やるべきこと

2-1. これまでの学習を総仕上げ

直前期は、新しい知識を得るよりも、これまで学んだ内容を「完璧」に仕上げることに注力する時期です。具体的には、参考書や問題集で解いた問題の解法を「自信を持って再現できる状態」にまで高めることが目標です。

例えば、数学なら「公式を覚えるだけ」ではなく、それを実際の問題でどのように使うのかを何度も確認しましょう。歴史や英単語など暗記科目も、抜け漏れがないよう、何度も反復して定着させます。

2-2. 過去問を徹底的に活用

過去問を解くことは、出題傾向を把握するためだけでなく、自分の弱点を見つける良い機会でもあります。解いた後は、以下のステップを実践しましょう。

  1. 間違えた理由を分析する。
  2. 同じ内容を教科書や参考書で復習する。
  3. 別の類似問題を解き、確実に理解を深める。

こうしたプロセスを繰り返すことで、直前期でも大きな伸びを実感できるはずです。

2-3. 生活リズムを試験本番に合わせる

試験は多くの場合、午前中に始まります。そのため、夜型生活の受験生は早めに朝型生活へ切り替え、試験と同じ時間帯に集中力を発揮できるよう調整することが大切です。

また、試験当日の朝に空腹で力が出ない…という事態を防ぐため、朝食をしっかり摂る習慣をつけましょう。脳のエネルギー源となる糖質を含むご飯やパン、フルーツなどを意識的に摂取してください。


3. 心のケアも直前期には欠かせない:家族は受験生にどう接すればいい?

3-1. プレッシャーを減らすコミュニケーション

保護者や周囲の人たちは、つい「頑張って!」と言いたくなりますが、この言葉は時にプレッシャーとなる場合があります。すでに全力を尽くしている受験生にとって、さらに「頑張れ」と言われることは、重荷に感じることも。

代わりに、「ここまで努力してきたね」「もう十分に力がついているよ」といった声掛けを心がけましょう。これにより、受験生の自信を高め、安心感を与えることができます。

3-2. 多様な選択肢を認める姿勢

第一志望校がすべてではありません。万が一の結果も含めて、複数の選択肢を前向きに捉えることが大切です。親子で話し合い、他の志望校の魅力を共有することで、受験生が気持ちを軽くし、のびのびと本番に臨むことができます。


4. 効率的な計画を立て、焦りを克服する

4-1. ターゲットを絞った学習

時間が限られている直前期には、すべての分野に手を広げるのではなく、得意科目や頻出分野に絞って学習する方が効果的です。短期間で伸びやすい分野に集中し、確実に得点を稼げる状態を作りましょう。

4-2. 過去のデータをフル活用

これまでの模試結果や過去問演習の記録を見返し、自分の苦手分野や弱点を明確にします。そのうえで、弱点克服に集中した学習計画を立てることで、効率的な勉強が可能となります。


終わりに:受験直前期を「仕上げの期間」として活用しよう

受験直前期は、新しい挑戦をする場ではなく、「今まで学んできたことを確実な力に変える仕上げの期間」です。この時期に焦って手を広げすぎたり、不安に押しつぶされたりしないよう、計画的かつ冷静に取り組みましょう。

最後に、試験直前の時間をうまく活用することができれば、努力の成果を最大限に発揮することができます。この1か月を前向きに乗り切り、試験当日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう準備を進めましょう!