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大学別・学部別平均年収ランキングとその傾向
2024.07.02

大学別・学部別平均年収ランキングとその傾向

今回は総合大学のみで、平均年収ランキングを紹介させて頂きます。

大学別平均年収ランキング

1〜10位

  1. 東京大学(729万円)
  2. 一橋大学(700万円)
  3. 京都大学(677万円)
  4. 慶應義塾大学(632万円)
  5. 東北大学(623万円)
  6. 名古屋大学(600万円)
  7. 大阪大学(599万円)
  8. 神戸大学(590万円)
  9. 北海道大学(590万円)
  10. 横浜国立大学(573万円)

11〜20位 11. 早稲田大学(572万円) 12. 九州大学(569万円) 13. 東京理科大学(563万円) 14. 上智大学(555万円) 15. 横浜市立大学(550万円) 16. 大阪府立大学(546万円) 17. 中央大学(531万円) 18. 埼玉大学(530万円) 19. 筑波大学(527万円) 20. 明治大学(524万円) 20. 千葉大学(524万円)

上記ランキングを見たら分かる通り、偏差値が高く、一般的に難関大学と呼ばれる大学ほど年収が高くなる傾向があります。

学部別平均年収ランキング

  1. 医・歯・薬学部(506万円)
  2. 理・工学部(495万円)
  3. 経済・経営・商学部(480万円)
  4. 法・政治学部(476万円)
  5. 情報学部(471万円)
  6. 農・獣医・畜産学部(423万円)
  7. 教育学部(416万円)
  8. スポーツ・健康科学部(407万円)
  9. 国際系学部(402万円)
  10. 社会学部(394万円)
  11. 文・人文学部(389万円)
  12. 芸術学部(383万円)
  13. 環境学部(382万円)
  14. 外国語学部(376万円)
  15. 看護・保健・福祉学部(353万円)
  16. 観光系学部(340万円)
  17. 家政・生活科学系学部(322万円)
  18. 心理系学部(290万円)

第1位の医・歯・薬学部は、医師や薬剤師などの医療系専門職への就職率が高いことが影響しています。第2位の理・工学部は、年齢とともに年収が上がる傾向が強いメーカーへの就職率が高いことが理由です。第3位の経済・経営・商学部は、金融機関やコンサルティングファーム、メーカーなど年収が高い企業への就職が多いことが理由です。

一番年収が高い医・歯・薬学系学部出身者の平均年収が506万円であるのに対し、一番年収が低い心理系学部出身者の平均年収が290万円で、その差額は216万円にも達しています。技術系や医療系の職種に就く人が多い専門性の高い学部の方が平均年収が高いことが分かります。

高卒と大卒の年収差

厚生労働省の「平成28年賃金構造基本統計調査」をもとに、高卒と大卒の年収を比較すると以下のようになります。

平均年収の差(全年齢の平均)

  • 高卒男性の平均年収:288万1,000円
  • 大学・大学院卒男性の平均年収:399万7,000円
  • 高卒女性の平均年収:208万3,000円
  • 大学・大学院卒女性の平均年収:288万7,000円

高卒と大卒では、男性でおよそ110万円、女性でおよそ80万円の差があります。

平均年収の差(50~54歳)

  • 高卒男性の平均年収:347万円
  • 大学・大学院卒男性の平均年収:535万2,000円
  • 高卒女性の平均年収:226万4,000円
  • 大学・大学院卒女性の平均年収:392万7,000円

50~54歳における高卒と大卒の年収差は、男性で約200万円弱、女性で約170万円近くの差があります。

初任給の差

  • 高卒の初任給:16万円
  • 大学・大学院卒の初任給:21万~23万円

高卒と大卒の初任給の差は約5万~7万円です。

生涯賃金の差

  • 高卒男性の生涯賃金:2億670万円
  • 大学・大学院卒男性の生涯賃金:2億6,630万円
  • 高卒女性の生涯賃金:1億4,660万円
  • 大学・大学院卒女性の生涯賃金:2億1,810万円

生涯賃金における差は、数千万円という規模で発生しています。

このように、大学の学部や卒業後の進路によって、年収に大きな差が出ることが分かります。大学受験で苦労した分は、将来的には自分の身に良い形で返ってくることが多いと言えるでしょう。