今回は総合大学のみで、平均年収ランキングを紹介させて頂きます。
1〜10位
11〜20位 11. 早稲田大学(572万円) 12. 九州大学(569万円) 13. 東京理科大学(563万円) 14. 上智大学(555万円) 15. 横浜市立大学(550万円) 16. 大阪府立大学(546万円) 17. 中央大学(531万円) 18. 埼玉大学(530万円) 19. 筑波大学(527万円) 20. 明治大学(524万円) 20. 千葉大学(524万円)
上記ランキングを見たら分かる通り、偏差値が高く、一般的に難関大学と呼ばれる大学ほど年収が高くなる傾向があります。
第1位の医・歯・薬学部は、医師や薬剤師などの医療系専門職への就職率が高いことが影響しています。第2位の理・工学部は、年齢とともに年収が上がる傾向が強いメーカーへの就職率が高いことが理由です。第3位の経済・経営・商学部は、金融機関やコンサルティングファーム、メーカーなど年収が高い企業への就職が多いことが理由です。
一番年収が高い医・歯・薬学系学部出身者の平均年収が506万円であるのに対し、一番年収が低い心理系学部出身者の平均年収が290万円で、その差額は216万円にも達しています。技術系や医療系の職種に就く人が多い専門性の高い学部の方が平均年収が高いことが分かります。
厚生労働省の「平成28年賃金構造基本統計調査」をもとに、高卒と大卒の年収を比較すると以下のようになります。
平均年収の差(全年齢の平均)
高卒と大卒では、男性でおよそ110万円、女性でおよそ80万円の差があります。
平均年収の差(50~54歳)
50~54歳における高卒と大卒の年収差は、男性で約200万円弱、女性で約170万円近くの差があります。
初任給の差
高卒と大卒の初任給の差は約5万~7万円です。
生涯賃金の差
生涯賃金における差は、数千万円という規模で発生しています。
このように、大学の学部や卒業後の進路によって、年収に大きな差が出ることが分かります。大学受験で苦労した分は、将来的には自分の身に良い形で返ってくることが多いと言えるでしょう。