大学進学を考える高校生の皆さん、まずは自分自身を振り返ってみましょう。
必ずしもはっきりとした答えを出す必要はありませんが、ぼんやりとしたイメージでもあれば、それは学部選びの大きなヒントになります。具体的な職業や仕事があるなら、そのために必要な資格や取得できる大学を調べてみましょう。
高校生が将来の進路を考えるときに最初に出合う分岐点が「文系か理系か」です。大学では文系・理系の枠組みはありませんが、自分がどの学問を「面白そう」と思うかが大切です。
学部とは大学の大きな枠組みであり、学科はその中の専門分野です。例えば、経済学部金融学科なら、経済学部で経済を学び、金融学科で専門的な内容を学びます。
将来どのような働き方をしたいのか、どこで働きたいのかを考え、自分の興味や関心を整理しましょう。例えば、海外で活躍したい、独立開業したい、資格を取得して長く働きたいなど、将来の志向に基づいて大学で何を学ぶべきかを考えてみてください。
友達や先輩の意見を聞いて、自分の興味関心を広げてみましょう。他人から見た自分の強みや特長を知ることで、新たな発見があるかもしれません。
大学では幅広く学んでからやりたいことを決めるのか、専門的に学んで将来の仕事を絞るのか、どちらの学び方をしたいかを考えましょう。幅広く学べる教養系の学部や、専門的に学ぶ学部のどちらが自分に合っているかを検討します。
夢が変わることは自然なことです。その時点の考え方で進路を選び、柔軟に対応していくことが大切です。
国公立大学か私立大学か、家から通うかひとり暮らしか、大学の場所によって費用は大きく異なります。進学費用を早めに保護者と相談し、奨学金制度についても調べておきましょう。
大学選びは自分の未来を形作る大切なステップです。自分の興味や関心、将来の夢に基づいて、しっかりと調べて納得のいく進路選びをしてください。