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国立と私立大学学費の違いはどれくらい?
2024.04.30

国立と私立大学学費の違いはどれくらい?

大学学科別学費一覧

 

学校区分 初年度 合計
国公立大学 約 82万円 約243万円(4年間)
公立大学 約 93万円 約254万円(4年間)
私立大学(文系) 約119万円 約408万円(4年間)
私立大学(理系) 約157万円 約551万円(4年間)
私立大学(医歯系) 約489万円 約2,369万円(6年間)
私立大学(その他) 約146万円 約507万円(4年間)

 

 国立大学

国立大学の学費は4年間で約243万円、6年間(医歯薬・獣医学部)の場合は約350万円です。一部大学ではグローバル化などを名目に50万ほど高い大学もあります。(千葉大、東京医科歯科大)

公立大学の平均的な学費は4年間で約254万円、6年間(医歯薬・獣医学部)の場合は約361万円です。

国公立大学は年数の違いでのみ学費に差が存在するため理系や特に医療系など学費が高い学部を狙う人ほどオトクになります。

 学費の差

特に医療系は私立大で高いところでは学費が5000万近くにもなります。

一方で国公立大学は350万程度なのでその差が4000万となることも

なので医療系や理系は国公立大学の人気が高く倍率も上がっています。

 文系は私立に流れる傾向

文系大学も国公立大学は人気で権威もありますが私立文系大学でも学費に大きな差は生じないことに加えて理数系科目を共通テスト用に勉強しなければならず苦労に見合わないと感じるためかそこまで人気はありません。

国公立大学に合格できるレベルで理数系科目を仕上げることは大変で、相対的に文系科目の勉強時間が減ってしまい合格できる私立大学のレベルが下がってしまうことも懸念されます。

 理系は国公立大学も人気

理系は早慶に行きたい場合理科を2科目選択しなければならないため上を目指す人は私立志望でも最初から多科目を勉強しています。

文系は早慶でも社会2科目にはならないため大きな違いです。

また文系科目はセンターや共通テストで点数を稼ぐだけならば手を出してもそこまで大きな負担にならないため国公立大学の人気も高くなっています。

 私立大学

私立大学の平均的な学費は上記の通りで文系が4年間で約408万円、理系が4年間で約551万円、医歯系は6年間で2,396万円、その他の学部(家政、体育系など)は約507万円です。入学初年度は、授業料・施設設備費に加え、入学金がかかります。あくまで平均値であり学部学科によってかなり異なります。文系でも文学部は特に安い傾向にあります。理系は大学によって大きな差がありさらに研究内容によっても負担は異なります。大規模な実験設備の必要な学科は高くなります。

また設備利用費がかなり高額な大学も多くきれいなキャンパスを持つ大学ほどそれだけ力を入れて整備しているということなので高くなっています。

今はオープンキャンパスなどでどれくらいきれいな大学なのか見に来て受験する大学を決める学生も多いため差はありますが基本的にどこの私立大学も綺麗に掃除などが行き届いており国公立大学とはそのあたりで一線を画しています。