受験の不安を乗り越えて志望校合格を目指そう
受験勉強中の不安とその対処法
受験勉強をしていると、「失敗したらどうしよう…」という不安に襲われることがありますよね。特に大学受験は、最終学歴になることから不安に思う人が多いようです。しかし、大学受験は人生の通過点の1つ。その後の頑張り次第で未来を変えることは充分に可能です。
不安がやる気を奪う理由
受験生であれば、誰でも「失敗したらどうしよう」というマイナスなことを考える瞬間があるでしょう。しかし、もしものことを考えても受験の不安は解消されることはありません。それどころか、マイナス思考は頑張ろうという意欲も失わせてしまいます。
不安の原因を探る
不安を取り除くためには、なぜ不安になるのかを考えてみましょう。不安は漠然としたものですが、どこかに不安になる原因があるものです。例えば、模試の結果が悪かったことで不安になっているのであれば、出来なかった問題を復習して、確実に正解できるようになれば不安は解消できるでしょう。
今の勉強法で合格できるかが不安なら、自分の学習状況を分析し、足りていない部分があれば勉強の仕方を変えてみましょう。不安の原因を1つひとつ探り解決していくことで、マイナス思考に陥らず前向きに勉強できます。
志望校の選択は慎重に
努力すること以外にも、大学受験が失敗だったと思わないようにするためには、情報をしっかりとキャッチすることが大切です。
受験手段を確認しておく
大学入試は多様化しています。一般入試にも共通テスト利用の入試や大学の独自試験の入試、英語民間試験を利用した入試など複数の制度を採用している大学も多く、入試制度を理解することが受験対策の第一歩とも言えるでしょう。他にも学校推薦型選抜や総合型選抜などの推薦入試もあります。「あの制度も使っておけばよかった」とならないように、受験を検討している大学は早めに資料を取り寄せ、入試制度までしっかりと確認しておきましょう。
幅広い選択肢を持つ
第一志望を意識し過ぎて、併願校を偏差値のみで選んでしまったため、第一志望以外へ進学することになった場合、「失敗」と捉える人が毎年一定数出てきます。実際に大学生活を送って「こんなはずじゃなかった」とならないように、第一志望以外の大学も幅広く調べておくことが必要です。
情報収集の方法
全国に数多くある大学の中から、自分に合った大学を1人で見つけるのは大変です。情報収集は、インターネットで調べたり、学校の先生に相談したりするのが一般的ですが、塾の先生に相談するのもおすすめです。豊富な大学情報の中からあなたに合った大学や学部を紹介してもらい、入学後の自分が描ける大学を探し出してください。
失敗しない秘訣は、きめ細やかな学習状況の確認
不安を払拭するには、入試までの学習スケジュールを立て、定期的な模試受験で自分の学習状況の分析を行い、学習面でのやり残しが無いようにすることも大切です。1人では自分の学習状況を分析をするのが難しいときは塾を利用すると良いでしょう。
塾の活用
塾では生徒一人ひとりの学習状況を定期的にチェックし、具体的な学習内容のアドバイスをしています。また、志望校に合わせた対策や苦手単元の集中フォローなど、個別指導の特性を生かした細やかな指導で、受験までにやり残しを作りません。さらに、精神面でもサポート。不安や悩みがあれば、気軽に相談してください。適切なアドバイスで、安心して勉強に取り組むお手伝いをいたします。
第一志望に落ちてしまったらどうする?
1. 合格安全校など合格できた大学に行く
第一志望校以外にも、複数の大学を受験している人も多いでしょう。その中で合格している大学があれば、進学を検討してみてはどうでしょうか。第一志望ではないことに葛藤を感じるかもしれませんが、その大学の学部や学科に興味を持っているのなら、目の前にひらけた道に進んでみるのもひとつの手です。とはいえ、第一志望に大きなこだわりがある場合には、気持ちの切り替えが難しい場合もあるので注意しましょう。
2. 「後期日程」「3月入試」で現役合格を目指す
私立大学の中には、「3月頭〜上旬出願締切、3月上旬〜中旬入試実施」、「3月中旬出願締切、3月下旬入試実施」といったスケジュールで入試日程を設けている大学があります。「後期日程」「3月入試」などと呼ばれているが、これらの入試日程から間に合うものを探して出願する方法です。
全落ちしてしまったらどうする?
大学に全落ちするとは
「大学に全落ちする」とは、志望校の入試すべてに落ち、合格可能性が高いと踏んでいた大学も不合格という結果になってしまった状態のことを指します。今まで頑張ってきたことを思えば、気落ちしてしまうのも当然と言えるかもしれません。まずは、先生や保護者など周囲のサポートを受けながら、少しずつ気持ちを立て直していきましょう。
大学に全落ちする人の割合は?
大学に全落ちした人の割合は、正式な発表がなく正確にはわからないのが実情です。参考までに、文部科学省「学校基本調査」によると、大学合格者のうち浪人生の割合は全国平均で22%となっていました。大学生のうち5人に1人が浪人を経験したという計算です。その中で、全落ちだった人がいるかどうかは不明だが、不本意な結果になりながらも再スタートを切り、合格を手にした先輩たちがいることは事実のようです。
浪人も選択肢の1つ
全てをやりきっても志望校に届かなかった場合、浪人するという選択肢もあります。浪人して第一志望校合格をつかみ取る人もたくさんいます。ただし、強い意志とともに予備校に通う経済的な負担もあるので、保護者の方としっかりと話し合うことが必要です。
自分が納得して進むことが必要
受験への不安は誰にでも襲ってくるものです。しかし、後悔をしないためにやり切る努力と大学や入試に関する豊富な情報があれば、不安にも打ち勝つことができます。自分が納得して進んでいけば、不安な気持ちに振り回されることもなくなるでしょう。
大学受験に落ちたという結果を受け止めた後
多くの受験生が直面するのは「これからどうすればいいのか」という問いです。この状況は、ただの挫折ではなく、新たな道を模索し、自己成長を遂げるための絶好の機会となり得ます