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Ping Point 記事

勉強が進まなくなる原因 : 脳疲労
2025.04.26

「なかなか勉強がはかどらない……」「参考書を開いても内容が頭に入らない……」
そんな状況に心当たりがあるなら、もしかすると「脳の疲れ」が原因かもしれません。脳は勉強中に大量のエネルギーを消費し、その疲労は集中力や記憶力の低下となって現れます。知らず知らずのうちに蓄積された脳疲労を放置していると、どれだけ頑張っても成果が出にくくなるばかりか、体調不良を招くリスクも。

本記事では

  1. 勉強が進まなくなる3つの原因

  2. 脳疲労が引き起こす4つの症状

  3. 疲れにくい「短期集中型」学習法

  4. 疲れをリセットする具体的なリフレッシュ術

を、約3,500字で徹底解説。効率よく知識を定着させ、最後までパフォーマンスを落とさず走り切るコツを身につけましょう。


1. 勉強が疲れる3つのメカニズム

(1)身体的疲れ

  • 同じ姿勢の固定
    長時間机に向かって背中を丸めていると、肩や腰の血流が滞り、筋肉疲労を招く。

  • 目の酷使
    小さな文字を凝視し続けることで眼球周りの筋肉がこわばり、肩こり・頭痛・めまいを誘発する。

(2)精神的疲れ

  • ストレスの蓄積
    苦手分野の勉強で思うように進まなかったり、模試結果への焦りや志望校への不安がストレスに。

  • 日常の悩み
    人間関係や生活リズムの乱れも、知らないうちに脳に負担をかける。

(3)脳エネルギーの枯渇

  • 高負荷な情報処理
    新しい知識を取り込むたび、脳は大量のグルコース(糖)を消費。

  • 長時間の持続学習
    時間が延びるほど、脳のエネルギー切れが進み、処理スピードや理解力が低下する。


2. 脳疲労が引き起こす4つのサイン

  1. 頭がぼーっとする
    脳内の情報処理が滞り、目の疲れ・肩こりと相まって頭が重く感じる。何度復習しても覚えられない。

  2. 集中力が続かない
    「少し休憩したい」「スマホをチェックしたい」など注意散漫に。別のことをしながら勉強しても効率ゼロ。

  3. イライラしやすくなる
    理由もなく余裕がなくなり、周囲の雑音や同じ空間の誰かの動きに過敏に反応。

  4. 無気力になる
    「もうやりたくない」「手が動かない」と勉強への意欲が消え、立ち上がるのも億劫に。


3. 疲れにくい「短期集中×休憩」の勉強法

人間の集中力には限界があります。東京大学の研究でも、「15分集中+数分休憩」を繰り返すほうが、60分続けるよりも学習効果が高いと報告されています。

実践プラン例

  • 25分集中(タイマーセット)

  • 5分休憩(目を閉じる/ストレッチ)

  • 25分集中

  • 5分休憩

  • 25分集中

  • 15分リフレッシュ(散歩や仮眠)

1サイクル約1時間。これを午前・午後それぞれ3~4回行うと、集中力を維持しつつ知識が定着しやすくなります。


4. 疲れをリセットするリフレッシュ術

① 15〜20分の仮眠

  • 効果
    脳波を浅い睡眠状態に導くことで、情報処理機能がリセットされる。

  • ポイント
    15〜20分以内に留め、午後3時までに済ませる。

② 気ままな散歩(歩行瞑想)

  • 方法
    周囲の景色よりも、自分の呼吸と足の裏の感覚に集中。

  • 効果
    脳内の緊張がほぐれ、セロトニンが分泌されストレス軽減に。

③ 肩甲骨まわりのストレッチ

  • やり方
    両手を組んで腕を前後にゆっくり引く。肩甲骨を寄せる感覚で。

  • 効果
    血行促進で疲労物質が流れやすくなる。

④ マインドフルネス呼吸法

  • 方法
    座って目を閉じ、鼻からゆっくり息を吸い、口から吐く。呼吸の感覚だけに意識を集中。

  • 効果
    前頭葉の過剰活動を抑え、ネガティブ感情をリセット。

⑤ 糖分補給

  • おすすめ食品
    バナナ・チョコレート・蜂蜜入りドリンクなど、即効性のある糖質。

  • 効果
    脳の主要エネルギー源であるブドウ糖を素早く補充。


5. 「飽きる」は脳の休止サイン

脳が「飽きた」と感じるのは、同じ領域だけを酷使し続けないようにする自己防衛機能。
無視して続けても第2段階「眠気」、第3段階「パフォーマンス低下」が待ち受けています。
**「飽きた」と感じたら、30秒でも勉強から離れ、呼吸を整えましょう。**それだけで、次の15分が驚くほど捗ります。


まとめ

  1. 疲れの原因は「身体・精神・脳エネルギー」の三重苦

  2. 脳疲労の症状は「ぼーっと/集中不能/イライラ/無気力」

  3. 短期集中+こまめ休憩で、学習効率は格段にアップ

  4. 仮眠・散歩・ストレッチ・マインドフルネス・糖分補給で高速リカバリー

  5. 「飽きる」は休憩の合図。無理せず小刻みに切り替えを

勉強量を増やすだけではいつか限界がきます。むしろ「休み方」をマスターし、短時間でも全力を出せる脳コンディションをいかに維持するかが、最終的に大きな差となって現れます。

今日からぜひ、15分集中×5分休憩サイクルを試してみてください。
あなたに合ったペースを見つけて、最後まで集中力を切らさず走り抜けましょう!