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共通テスト結果! 英語と数学の変遷と今後の対策

共通テスト結果! 英語と数学の変遷と今後の対策

先日行われた大学入試共通テストの結果が発表され、各科目の平均点や受験生の感想が明らかになりました。特に注目された英語と数学に焦点を当て、変遷と今後の対策について考えてみましょう。

英語(リーディング・リスニング)

英語リーディング: 53.28(53.81) 英語リスニング: 68.50(62.35)(カッコ内は前年度)

昨年と比較して、受験生の中で「最後まで読み終わらない」「解ききれない」といった感想が増えたようです。文章の量が年々増加しており、今回はなんと6300語もありました。例年の早稲田大学の入試の約2倍にも及ぶ語彙量となりました。多くの情報を「早く、正確に処理する」力が求められています。

対策としては、多読・音読トレーニングが最も効果的です。 高校1・2年生は200~300語から始め、音読をしながらネイティブな発音に慣れましょう。

数学ⅠA/ⅡB

数学Ⅰ・数学A: 54.35(55.65) 数学Ⅱ・数学B: 61.03(61.48)(カッコ内は前年度)

数学の平均点が前年度比でダウンしました。数年前から「計算力」よりも「論理的な思考力」が求められ、今年はその傾向が更に顕著に。特にⅡBでは得点しやすい三角関数の出題がなかったことから試験中に驚いた受験生も多いことでしょう。センター試験から共通テストに切り替わって以降顕著な傾向として、計算力よりも論理的思考が求められる試験になっています。一つの問題に対して複数の解き方を身につけ、論理的な考え方ができるようになることが重要です。このパターンに慣れるためには、過去問演習だけでなく各予備校の過去模試も参考になるでしょう。センター試験と異なりいまだ過去問の絶対数自体が少ない共通テストではそういったところからも吸収できるものが多くなっています。

対策としては、過去問、模試演習を入念に行い、複数の解き方を身につけ、論理的に考える力を養いましょう。 高校1・2年生で数学で高得点を目指す方は、この変遷に注意して感覚を身に着けることが重要です。