受験生の皆さん、共通テストまであと少し。この年末年始は、ラストスパートをかける絶好のタイミングです。ただし、気をつけたいのが「クリスマス」「お正月」など、イベントが多いこの時期ならではの誘惑たち。ここで気を抜いてしまうと、積み上げてきた努力が一気に崩れることもあります。
だからこそ、年末年始をどう過ごすかが大切。この特別な時期を最大限に活かして合格を引き寄せるためのコツを紹介します。
「やることが多すぎて、どこから手をつければいいかわからない」――そんな迷いが年末年始の勉強を阻害する原因です。まずは計画を立てることから始めましょう。
スケジュール帳やスマホのアプリを活用して、やるべきことを時間ごとに書き出します。
「どうしても観たいお正月番組がある」「親戚が来る予定がある」などの予定がある場合は、前もって勉強を進めておくことで気持ちに余裕を持たせましょう。
年末年始は、スマホや家族とのおしゃべり、特番テレビなど、いつも以上に集中を阻害する要因が多い時期です。これらの誘惑に打ち勝つ方法を試してみてください。
通知音やSNSのチェックが気になって勉強に集中できないなら、スマホを別の部屋に置くか、電源を切りましょう。
家族との時間は大切ですが、勉強時間中は静かにしてほしい旨をあらかじめ伝えましょう。特に親や兄弟には「この時間だけは集中したい」とお願いしてみると協力してもらいやすいです。
静かすぎる環境が逆に集中を妨げることもあります。本番の試験会場では周囲の雑音が気になるかもしれませんので、あえて生活音があるリビングで勉強してみるのも一案です。
勉強場所が変わると集中力も変わるもの。家以外で過ごす年末年始の勉強場所を工夫してみましょう。
自宅は最も手軽で、生活リズムを崩さずに過ごせる場所です。ただし、スマホやゲーム、家族の団らんといった誘惑が多いので、勉強環境を整える工夫が必要です。
ほどよい雑音が集中力を高めることもあります。ファミレスやカフェでの勉強が得意な人は、この時期も利用してみましょう。ただし、お店が混雑する時間帯は避けるのが無難です。
静かで集中しやすい環境を求めるなら、レンタル自習室もおすすめです。コロナ禍以降密を避ける目的でワーキングスペースなどが増えました。有効活用しましょう。
受験直前になると、環境や家族のせいにして勉強が進まないと感じることも。でも、そこで自分を甘やかしてしまうと、志望校合格が遠のきます。
塾や自習室が閉まっている場合でも、自宅やカフェ、リビングなど代わりの場所で勉強できます。重要なのは環境に適応することです。
親からのアドバイスがストレスになることもありますが、彼らは受験生の成功を本気で願っています。言葉の裏にある応援の気持ちを汲み取り、自分の糧にしましょう。
せっかく勉強を頑張っても、体調を崩してしまったら本末転倒です。年末年始は食事や生活リズムにも注意が必要です。
ご馳走を食べる機会が増えるこの時期。食べすぎで眠くなったり、お腹を壊したりしないよう注意しましょう。
新型コロナウイルスやインフルエンザが流行する時期でもあります。人混みを避け、手洗いやマスクを徹底してください。
どうしてもやる気が出ないときは、気分を切り替える時間を意識的に作ることも必要です。
軽い散歩やストレッチで体を動かすと、頭がスッキリして再び集中力が高まります。
志望校のパンフレットを眺めたり、合格後の生活を想像してみたりすると、やる気が湧いてくることがあります。
学問の神様を祀る神社へのお参りは、リフレッシュとモチベーションアップの両方に効果的です。地元の天満宮などで短時間の合格祈願をするのも良いでしょう。ただし、混雑を避けるためにタイミングを工夫してください。
年末年始は、志望校合格に向けて重要な時期です。誘惑に負けず、計画的に勉強を進めましょう。ただし、体調管理をしっかり行い、無理は禁物です。自分にとって最適な環境でラストスパートをかけ、晴れやかな気持ちで本番を迎えてください!