【大学の理系学科紹介⑲】天文学科ってどんな事を学ぶ?
2023.09.08 |リケジョ, 化学, 国公立, 国立, 大学, 大学受験, 天文学科, 理系,
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本日は【大学の理系学科紹介⑲】天文学科ってどんな事を学ぶ?について解説をしてきます。
是非ご一読いただけると幸いです。本日もよろしくお願いします。
天文学は宇宙の構造、進化、および物理的な性質を研究する学問です。天文学科で学べる主要な内容を以下に列挙します:
- 天体力学:
- 太陽系天文学:
- 太陽、惑星、衛星、小惑星、彗星など、太陽系内の天体に関する研究。
- 恒星物理学:
- 銀河天文学:
- 私たちの銀河系や他の銀河の構造、動き、進化についての研究。
- 宇宙論:
- 宇宙全体の起源、進化、大規模構造、および未来に関する理論的な研究。
- 高エネルギー天文学:
- ガンマ線、X線、高エネルギー宇宙線を放出する宇宙の現象を研究する。
- 観測的天文学:
- 望遠鏡やその他の機器を使用して、天体の光やその他の放射を観測する技術や方法。
- 理論天文学:
- 宇宙の現象を説明・予測するための数学的モデルや計算手法を研究する。
- 惑星地質学/天体地質学:
- 惑星やその他の天体の地質的・地理的な特性を研究する。
- 宇宙の化学:
- 宇宙のさまざまな場所での物質の化学的な性質や反応を研究する。
- 電波天文学:
- 光学的/赤外線天文学:
- 宇宙気候学:
- 探査機・人工衛星のデータ解析:
- 宇宙探査ミッションから得られるデータを解析・解釈する技術。
- 暗黒物質・暗黒エネルギーの研究:
- これらの未解明の宇宙の成分の性質や存在に関する調査。
これらは天文学科で学べる主要なトピックの一部に過ぎません。具体的な内容や専攻は、学ぶ大学や研究機関によって異なる場合があります。
天文学科として存在している大学は現在東大しかありません。
これが天文学を学ぶ最大の障壁といえるのかもしれませんね。
似たように宇宙を学べる学部は存在しますが国立大学が多く入学するのに困難を要する点は否めないでしょう。
ここからはさらに天文学科について深堀していきます。
- 天体力学:
- 物体の動きや相互作用の原理を探る。例えば、惑星がどのようにして太陽の周りを回転しているのか、二重星の動き、銀河の回転などの動きのメカニズムを学ぶ。
- 太陽系天文学:
- 各惑星の大気、表面、内部構造、および起源を調査。土星のリングの成因や、火星上の地形、金星の極端な気候などの特性を研究する。
- 恒星物理学:
- 星の生涯(形成、進化、死)を追いかける。例として、超新星爆発のメカニズムや、白色矮星、中性子星、ブラックホールといった星の終末段階を理解する。
- 銀河天文学:
- 銀河の形成、構造、動動、および相互作用に関する知識。私たちの銀河系や他の銀河の中に存在する暗黒物質の役割や、銀河の形成と進化の過程を学ぶ。
- 宇宙論:
- 宇宙全体の起源、構造、運命についての学習。ビッグバンから現在までの宇宙の進化、そして宇宙の拡大に関与する暗黒エネルギーなどのトピックを研究する。
- 高エネルギー天文学:
- ガンマ線バースト、クエーサー、ブラックホール近くの物質の振る舞いなど、宇宙の高エネルギー現象を探求。
- 観測的天文学:
- 望遠鏡やセンサーを使用して得られるデータの解析と解釈。最新の望遠鏡や技術を使って、遠くの天体や現象を明らかにする。
- 理論天文学:
- 数学や物理学の原則を使用して、観測された天文現象の背後にある原因やメカニズムを予測・説明。
- 天体地質学:
- 月、火星、小惑星など、他の天体の地質学的特性を調査。これには、衛星ミッションから得られるデータの解析も含まれる。
- 宇宙の化学:
- 星間のガスや塵、惑星の大気、彗星の成分など、宇宙のさまざまな場所での化学反応や物質の性質を研究。
非常にロマンのある学問ですが限られた大学での狭き門となることは間違いありません。
お読みいただきありがとうございました!
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