【大学の理系学科紹介‐医療系編③】歯学部ってどんな事を学ぶ？

2023.09.21 |リケジョ, 医療, 医療系, 国立, 大学, 大学受験, 学科, 歯学部, 物理, 理系, 生物, 看護系, 私立, 科学,

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本日は【大学の理系学科紹介‐医療系編③】歯学部ってどんな事を学ぶ？について解説をしてきます。

本日も解説していきましょう。

歯学科で学べることは多岐にわたり、以下はその主要な内容を列挙したものです。

基礎医学・基礎歯学
- 解剖学
- 生理学
- 生化学
- 微生物学
- 病理学
- 薬理学
- 細胞生物学
臨床歯学
- 保存修復学（虫歯治療など）
- 歯周病学（歯周病の治療）
- 小児歯科学（子供の口腔の健康管理）
- 歯科麻酔学
- 口腔外科学（抜歯や口腔内の手術など）
- 矯正歯科学（歯並びの矯正）
- 義歯補綴学（義歯やブリッジの作成）
口腔診断学・放射線学
- 口腔診断学（口の中の疾患の診断）
- 口腔放射線学（レントゲンなど）
予防歯科学
- 口腔衛生学（歯の健康維持・管理）
- 公衆歯科学（公共の場での歯科健康啓発）
歯科補綴学
- 金属補綴学（金属を使用した治療）
- セラミック補綴学（セラミックスを使用した治療）
口腔病理学
- 口腔組織の病気や異常の診断・治療
歯科材料学
- 歯科治療で使用される材料の特性や利用方法
歯科医療経営学・倫理学
- 歯科医院の経営や医療の倫理に関する知識

歯学部は学費が高いことで知られています。

それが一つの障壁となってしまうことも少なくないでしょう。

さらに細かく見ていきましょう。

基礎医学
- 解剖学: 人体の構造や組織を学ぶ。特に頭頸部の解剖学に焦点を当てる。
- 生理学: 体の機能や生命活動について学ぶ。
- 病理学: 疾病の原因や進行、治療方法について学ぶ。
- 薬理学: 薬物の作用や効果、副作用について学ぶ。
- 微生物学: 病原菌やウイルス、その感染症について学ぶ。
臨床歯学
- 保存修復学: 虫歯や歯の欠損部分を修復する方法について学ぶ。
- 矯正歯科学: 歯並びや噛み合わせの異常を治療する方法について学ぶ。
- 口腔外科学: 口腔内の手術や外傷、疾患の治療方法について学ぶ。
- 小児歯科学: 子供の歯や口腔の疾患、予防について学ぶ。
- 歯周病学: 歯周病の原因や治療、予防について学ぶ。
- 補綴学: 欠損した歯を補うための義歯やブリッジ、クラウンについて学ぶ。
口腔衛生学
- 歯石やプラークの除去、フッ化物の適用など、口腔内の健康維持や予防に関する知識を学ぶ。
放射線学
- X線写真の撮影や解釈、放射線の安全に関する知識を学ぶ。
口腔病理学
- 口腔内の疾患や腫瘍の診断、組織の病理的変化について学ぶ。
予防歯科学
- 口腔内の疾患の予防や健康教育、公衆衛生に関する知識を学ぶ。
実習
- 病院や歯科診療所での臨床実習を通じて、実際の患者の診療や治療を経験する。

このように、歯学科では、口腔内の疾患や異常を診断し、治療するための基礎的な知識から専門的な技術まで幅広く学びます。

さらに具体的な特徴を見ていきましょう

歯学部の特徴

専門職養成: 歯学部は、歯科医師としての専門知識と技術を身につけるための学部です。卒業後は国家試験を受験し、合格すれば歯科医師としての資格を得られます。
実技指導の重視: 理論的な授業だけでなく、実技を重点的に学ぶのが特徴。実習や臨床研修を通じて、実際の患者を対象とした治療技術を習得します。
多岐にわたる学問: 歯学部では、解剖学、生理学、薬理学などの基礎医学から、保存修復学、矯正歯科学、口腔外科学などの専門的な学問まで幅広く学びます。
予防医学の重視: 虫歯や歯周病などの予防法や、口腔内の健康を維持するための知識・技術も学びます。公衆歯科学の分野では、地域社会における口腔健康の推進方法などを学んでいきます。
研究活動: 歯学部には、口腔の疾患の原因や治療法の研究を行う研究室や施設が多く存在します。学生も研究に参加することができ、科学的な探求心を養うことができます。
チーム医療の理解: 現代の医療は専門家同士の連携が重要。歯学部では、他の医療職種との連携を学ぶことで、チーム医療の重要性を理解し、協力的な態度を身につけることができます。
高い競争率: 入学試験は非常に競争率が高く、基礎学力だけでなく、総合的な判断力やコミュニケーション能力が求められます。