【大学の理系学科紹介‐医療系編②】薬学部ってどんな事を学ぶ?
2023.09.19 |リケジョ, 化学, 医学部, 医療, 医療系, 医者, 大学, 大学受験, 浪人生, 現役生, 理系, 薬, 薬学部,
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本日は【大学の理系学科紹介‐医療系編②】薬学部ってどんな事を学ぶ?について解説をしてきます。
本日も解説していきましょう。
一般的な薬学部で提供されている主な学科や専攻を以下に挙げます
- 基礎薬学:
- 薬物化学
- 生物有機化学
- 薬物動態学
- 薬理学
- 分子薬理学
- 生化学
- 細胞生物学
- 遺伝学
- 免疫学
- 製剤学:
- 薬剤学(剤形学)
- 薬剤製造学
- 薬剤生物学
- 解析化学
- 薬品評価学
- 臨床薬学:
- 臨床薬物治療学
- 臨床試験学
- 薬物疫学
- 患者教育・カウンセリング
- 社会薬学:
- 薬事法規
- 医薬品経済学
- 薬歴情報学
- 医薬品政策・管理
- 天然物化学:
- 微生物および生物技術:
- 薬用微生物学
- バイオテクノロジーおよび生物薬製造
- 生物製剤学
- 毒物学および環境薬学:
- 実践および専門的スキル:
- 処方箋の解釈と調剤
- ケアプロビジョニング
- 医薬品情報学
ざっと列挙すると上記のようなことを学ぶことができます。
詳細を深堀してみましょう
1. 基礎科学
- 生物学・生化学: 体の機能や細胞の働き、遺伝子に関する基礎知識。
- 化学: 薬物の構造や反応に関する基本的な理解。
2. 薬物学
- 薬化学: 薬物の設計や合成方法、構造と活性の関係について学びます。
- 生物薬剤学: 薬物の体内動態や吸収、代謝、排泄などを研究。
- 薬理学: 薬物の作用機序や効果、副作用に関する知識。
3. 実技研究
- 製剤学: 実際に薬を製造する技術や方法、品質管理。
- 分析化学: 薬物の品質や純度を確認するための分析技術。
4. 社会薬学
- 医療経済学: 薬のコスト効果性や保険制度に関する学問。
- 薬事法: 薬の製造や販売、広告に関する法律や規制。
5. 臨床薬学
- 疾患学: 主要な疾患やその治療法に関する知識。
- 薬物治療学: 実際の患者さんへの薬物の適正使用や治療計画。
薬学部=ただの薬を作る人、薬局で働く薬剤師ではないということがわかると思います。
最後に特徴について考えてみましょう。
薬学部の特徴について、以下にまとめてみました。
1. 幅広い学問の集積地
- 薬学部は、生物学、化学、物理学、医学など多岐にわたる学問が集まる場所です。このため、学生は多様な学びを経験することができます。
2. 理論と実践の両方を学ぶ
- 薬学部では、薬の基礎知識や生物学的な背景だけでなく、実際に薬を製造したり、実験を行ったりする実技も重要です。
3. 社会的な役割の意識
- 薬剤師は、医師や患者とのコミュニケーションを取りながら、薬の適切な使用をサポートする役割があります。そのため、薬学部の教育では、コミュニケーションスキルや倫理観も大切にされることが多いです。
4. 継続的な学びが求められる
- 薬や治療法は日々進化しています。そのため、卒業後も継続的な学びが求められるのが薬学部の特徴です。
5. 幅広いキャリアパス
- 薬学部を卒業すると、一般的には薬剤師としての道が開かれますが、それだけでなく、研究者、医薬品会社での仕事、教育関連の職など、様々なキャリアパスが存在します。
6. 薬事法や医薬品の法規制に関する知識
- 薬の製造から流通、使用に至るまでの一連の流れは、法律や規制によって厳しく管理されています。これに関する知識も薬学部の学びの一部です。
7. 国家試験を受験する必要性
- 薬剤師として働くためには、国家試験に合格する必要があります。そのため、薬学部の教育の中で、この試験に対する対策も行われることが一般的です。
これらの特徴からも、薬学部は科学的な知識と社会的な役割を兼ね備えた学問であり、多岐にわたる知識やスキルが求められることがわかります。
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