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【受験うつ】大学受験が心を追い詰める理由と、その苦しさを和らげる方法
2025.06.26

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大学受験が心を追い詰める理由と、その苦しさを和らげる方法

大学受験――それは、多くの学生にとって人生の大きな分岐点です。希望する進路を目指して日々勉強に励む一方で、心が折れそうになったり、「もう限界かもしれない」と感じたりする瞬間も少なくありません。
「受験うつ」や「受験ノイローゼ」といった言葉があるように、受験が原因で精神的に大きく消耗してしまうことは、決して珍しいことではないのです。

この記事では、大学受験が精神的に追い込まれてしまう理由や、そのストレスを和らげるための具体的な方法について、詳しく解説していきます。


なぜ大学受験はここまで苦しいのか?

1. 精神的な重圧がのしかかる

受験生は日々、目に見えないプレッシャーと戦っています。
「失敗できない」「期待に応えなければならない」といった思いが募ることで、強い不安や恐怖感が心を支配していきます。特に、模試の判定結果やライバルの成績に敏感になりすぎてしまうと、「自分はこのままで本当に大丈夫なのか」と自己否定のループに陥りやすくなるのです。

2. 孤独な時間が増える

受験期は、自分と向き合う時間が否応なく増える期間でもあります。
同じ志望校を目指す友人がいない、進学先がすでに決まっている人が周囲にいる――そんな状況では、励まし合う相手が見つからず、心に孤独感が広がっていきます。

3. 成績が伸びない苦しみ

「こんなに勉強しているのに成果が出ない」
そのギャップが、受験生にとっては非常につらいもの。努力が報われない感覚は、自信の喪失へとつながり、やがては学習意欲そのものを奪ってしまう危険性すらあります。


受験ストレスによって現れるサイン

受験のストレスが蓄積されると、次のような精神的・身体的なサインが現れることがあります。

精神的なサイン

  • 何をしても集中できない
  • すぐイライラしてしまう
  • 勉強そのものが苦痛に感じる
  • 全てを悲観的に捉える
  • 将来への不安が消えない
  • 楽しめていた趣味にも興味が湧かない
  • 自分が存在している意味を見失うことがある

身体的なサイン

  • 食欲不振または過食
  • 夜眠れない、あるいは寝すぎる
  • 頭痛やめまい、動悸が起きやすい
  • 無気力で起き上がるのがつらい
  • 肩こりや腰痛など、体のどこかが常に不調

これらのサインがいくつも当てはまる場合、心のSOSを無視せず、早めに信頼できる大人に相談することが大切です。


不安の正体とその対処法

不安という感情は、まだ起こっていない未来に対して「悪い結果が出るかもしれない」と予想することで生まれます。
しかし、未来とはあくまで可能性であり、現時点で確実なものではありません。

ならば、どうしてネガティブな想像に偏る必要があるでしょうか?
同じ「想像」なら、希望を思い描く方がはるかに健全です。

不安とは自分が作り出した幻想であると捉え、「今やるべきこと」にだけ集中してみましょう。未来を心配する時間を、現実を変える行動に変えていくのです。


メンタルを保つためにできる7つのこと

1. メリハリを意識した生活を

毎日勉強ばかりしていると、息が詰まってしまいます。
勉強の合間に趣味の時間を設けたり、休日には思い切って外出するなど、気分転換の時間をしっかりとりましょう。

2. 相談できる仲間をつくる

同じ志望校を目指す仲間がいれば、不安や悩みを共有できます。学校や塾で見つからなければ、SNSや勉強コミュニティを活用するのもひとつの手です。

3. 将来の自分を想像する

「大学に入ったらこんなことをしたい」
そうした明るい未来を想像することで、モチベーションを維持しやすくなります。自分が努力している理由を再確認する意味でも、未来に視線を向けましょう。

4. 短時間でもできるリフレッシュ法を持つ

例えば音楽鑑賞、ペットとの散歩、ストレッチ、軽い運動など。
10分でもリフレッシュできる方法があると、精神の切り替えがしやすくなります。

5. 睡眠と食事を見直す

夜更かしをして勉強するよりも、規則正しい生活が重要です。
睡眠不足は集中力を奪い、不安感を増幅させる要因となります。食事はコンビニ食ではなく、栄養バランスを意識したものを選びましょう。

6. 家族や先生に気持ちを伝える

「うまく話せないかも…」と思っても大丈夫。
誰かに思いを打ち明けるだけでも、気持ちは少し軽くなります。アドバイスが欲しいわけではなく、ただ話を聞いてもらうだけで十分な場合もあります。

7. 受験がすべてではないと知る

大学受験は大事なイベントではありますが、人生のすべてではありません。
仮にうまくいかなかったとしても、その先に別の道が必ず用意されています。


「病む自分」を責めないで

大学受験で心が苦しくなるのは、ごく自然なことです。
不安や焦りに支配されそうになったとき、「みんな同じように苦しんでいる」と思うだけでも、気持ちは軽くなります。

それでもつらい日が続くようなら、思い切って休む勇気を持ちましょう。1日や2日休んだからといって、人生が終わるわけではありません。むしろ、リフレッシュして戻った方が、勉強がはかどることもあるのです。


最後に

受験の成功は、「どれだけ苦しみに耐えたか」ではなく、「どれだけ自分の状態を整えられたか」で決まります。
心が壊れてしまっては、本来の力も発揮できません。

つらいときは、無理をせず、一歩立ち止まって自分をいたわってください。
そして、「あなたが頑張っていること」そのものが、すでに誇るべき成果であることを、どうか忘れないでいてください。


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